シンガポール(赤道)

一般小学生

まとめ

解説

シンガポールは赤道直下に位置するため、天球における太陽の軌道が中緯度地域である日本とは大きく異なります。天の北極と天の南極がほぼ地平線上に位置しており、太陽の通り道は地平線に対してほぼ垂直になります。特に春分および秋分の日には、太陽は真東から昇り、正午に天頂を通過して真西へと沈みます。このとき、地面に垂直に立てた棒に太陽光が真上から差し込むため、影の長さはゼロになり、影の先端は棒の直下を通過します。

季節による変化を見ると、夏至の時期には太陽はわずかに北寄りの空を、冬至の時期には南寄りの空を通過しますが、いずれの場合も南中高度は非常に高く維持されます。このように緯度によって太陽の動きや影の挙動が異なる現象は、地球が球体であり、地軸を傾けて公転していることの証左となります。各地の「日影曲線」を比較することで、観測地の緯度と太陽の動きの因果関係を深く理解することができます。

コラム

日影曲線とは、地面に立てた棒の影の先端が1日を通して描く軌跡のことです。東京のような中緯度地域では季節ごとに曲線を描きますが、赤道上のシンガポールで春分・秋分の日に観測すると、影の先端は東から西へ一直線に移動します。また、北極点では太陽が地平線と平行に移動するため、影の長さが1日中変化せず、円を描くような動きを見せます。これらの違いを学習することは、日時計の仕組みや地球の形状を理解する上で非常に重要です。

小学生のみなさんへ

シンガポールは、地球の真ん中を通る「赤道せきどう」のすぐ近くにある国です。日本とは太陽たいようの動き方がぜんぜん違います。

一番の特徴とくちょうは、お昼の12時ごろに太陽たいようが真上に来ることです。春分の日や秋分の日という特別な日に、地面に棒を垂直すいちょくに立てて観察かんさつすると、お昼には影が消えてなくなってしまいます。これは、太陽たいようの光が真上から当たって、影が棒の真下に隠れてしまうからです。

日本では、夏でも冬でもお昼の影は少し長くなりますが、シンガポールのような赤道せきどうの近くでは、1年中ずっと太陽たいようが高いところを通ります。だから、シンガポールはいつも暑くて、日本のような四季の変化があまりないのです。

ルラスタコラム

シンガポールでは、1年中お昼と夜の長さがほとんど同じで、それぞれ約12時間ずつです。日本では夏は昼が長く、冬は夜が長くなりますが、赤道の近くでは太陽がいつも決まった時間に昇って、決まった時間に沈むんですよ。

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