まとめ
- 地球の自転軸(地軸)を北極側に延長した「天の北極」の極めて近くに位置する恒星。
- 日周運動や年周運動の影響をほとんど受けず、常に真北の空に静止しているように見えるため、方位や緯度を測定する際の基準点となる。
- こぐま座のアルファ星であり、視等級は約2等、表面温度は太陽に近い黄色い星(F型スペクトル)である。
解説
北極星がほとんど動かない理由は、地球の自転軸の延長線上に位置しているからである。地球が自転することで、他の星々は北極星を中心に1時間に15度回転する「日周運動」を行うが、回転軸上にある北極星はその中心点として位置を保つ。また、地球の公転に伴う「年周運動」においても、その方向がほぼ一定であるため、季節を問わず同じ位置に観測される。
天文学的な特性として、観測地点の北緯と北極星の高度(地平線からの角度)は一致する。この性質を利用することで、古くから航海術において現在地の緯度を特定するために重宝されてきた。北極星を特定する際は、北斗七星のひしゃくの先端を結んで5倍に伸ばすか、カシオペヤ座のW字の両端を延長して交わった点から中央の星を結んで5倍に伸ばす方法が一般的である。
北極星は、北の空でほとんど動かずに、いつも同じ場所に見える特別な星です。地球がコマのように回転するときの中心の棒(地軸)を、北へずっとのばした先にあります。そのため、地球が回っても北極星だけは場所が変わらないのです。
この星は「こぐま座」という星座にある2番目に明るい星(2等星)です。昔から、夜に方位を知るための大切な目印として使われてきました。また、地面から北極星を見上げたときの高さ(高度)は、自分がいる場所の緯度と同じになります。例えば、東京では約36度の高さに見えます。
北極星を見つけるときは、北斗七星やカシオペヤ座という星座の形をヒントにして探します。星座早見盤を使うときも、この星が中心の目印になっています。
北極星は、実は1つの星ではなく、3つの星がたがいのまわりを回っている「三重連星」というグループなんだよ。一番明るい星のすぐそばに、小さな星が2つかくれているんだ。望遠鏡でも見分けるのが難しいくらい、ぴったり寄り添っているんだよ。
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