一般小学生
まとめ
- 地球が宇宙の中心に位置し、静止しているとする宇宙観のこと。
- 太陽や惑星、恒星などのすべての天体が、地球の周囲を公転していると考える。
- 古代ギリシャのプトレマイオスによって体系化され、中世ヨーロッパで広く支持された。
解説
天動説は、私たちの感覚に基づいた自然な考え方として古くから信じられてきました。地面が動いている感覚はなく、空にある太陽や星が東から西へと動いていく様子(日周運動)をそのまま捉えたものです。古代ギリシャのアリストテレスやプトレマイオスは、この現象を理論的にまとめ上げました。
しかし、観測技術が進むにつれて、惑星が一時的に逆方向に動く「逆行」などの現象が発見されました。これらを天動説で説明するために、円の上にさらに小さな円を描いて回る「周転円」という非常に複雑な仕組みが考案されました。中世ヨーロッパではキリスト教の教えと一致したため、疑いようのない真理として扱われていました。
小学生のみなさんへ
むかしの人たちは、自分たちが住んでいる地球は動かず、空にある太陽や星のほうが地球のまわりを回っていると考えていました。これを「天動説」といいます。
たしかに、地面が動いている感じはしませんし、太陽は毎日、東からのぼって西へとしずんでいきますよね。目に見えるそのままの動きを信じていたのです。この考え方は、何千年も長いあいだ信じられてきました。
しかし、あとの時代になって、望遠鏡などでくわしく調べると、実は地球のほうがコマのように回っていて、太陽のまわりを動いていることがわかりました。今では、地球が動いているという「地動説」が正しいことがわかっています。
ルラスタコラム
天動説が信じられていたころ、星の動きを説明するのはとても大変でした。星がときどき変な動きをするのを説明するために、とてもむずかしい計算が必要だったのです。地球が動いているとわかったことで、宇宙の仕組みはずっとシンプルに説明できるようになりました。
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