まとめ
- 新月の直後、日没後の西の低空に観測される細い弓状の月のことです。
- 天文学的には、月と太陽の黄経差が約45度の状態を指し、旧暦の三日に見えることからこの名がつきました。
- 月の公転運動により、同じ時刻に見える位置が毎日東へ移動し、南中時刻が約50分ずつ遅れる現象を理解する上で重要な指標となります。
解説
月は地球の自転の影響で東から西へと動いて見える(日周運動)一方で、地球の周りを西から東へと公転しています。この公転の影響により、月を毎日同じ時刻に観測すると、その位置は前日よりも約12度ずつ東側へ移動していきます。この移動分を補うために、地球がさらに自転して月を正面(南中)に捉えるまでには追加の時間が必要です。計算上、1日は1,440分であり、月が約29.5日で満ち欠けを一周すると仮定すると、1,440分÷29.5日≒約48.8分となり、南中時刻は毎日約50分ずつ遅れることになります。
また、月の公転周期(恒星月:約27.3日)と満ち欠けの周期(朔望月:約29.5日)には約2.2日の差が生じます。これは月が地球を一周する間に、地球自身も太陽の周りを公転しているためです。月が元の位置に戻っても、太陽・地球・月の位置関係が再び新月の状態になるためには、さらに約2.2日分(角度にして約27度相当)進む必要があるため、このようなずれが発生します。
三日月(みかづき)は、新月のあと、夕方の西の空に見える細長い形をした月のことです。月は地球のまわりを回っている(公転)ため、毎日少しずつ見える場所が変わっていきます。
月を毎日同じ時間に見ると、少しずつ東の方へずれていくのがわかります。そのため、月が真南に来る南中時刻は、毎日およそ50分ずつ遅くなります。これは、月が地球のまわりを回るスピードと、地球が自分自身で回るスピードが関係しているからです。
また、月が地球を一周する時間と、形が元に戻る(満ち欠け)までの時間は少し違います。地球も太陽のまわりを回っているため、月が一周しても、太陽との位置関係が元に戻るまでには、あと2日ほど余計に時間がかかるのです。このような月の動きを観測することで、宇宙の仕組みを学ぶことができます。
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