まとめ
- 地球の自転軸(地軸)に基づき、北極と南極を基準として定められた方向の概念。
- 東西南北の四方位を基本とし、北東や南西など細分化した八方位や十六方位が地理的記述に用いられる。
- 太陽などの天体が東から昇り西へ沈む日周運動は、地球が西から東へ自転していることによる見かけの動きである。
解説
方位は、地球の自転という物理現象を基準に定義される。地球は地軸を中心に1時間に15度の速さで自転しており、この回転方向(反時計回り)によって、観測者からは太陽が東から西へ動くように見える。地図読解においては、方位記号がない場合は図面の上方が北とされる。特定の地点から見た対象物の位置を正確に表すためには、八方位(北、北東、東、南東、南、南西、西、北西)の習得が不可欠である。
実用的な方位特定法として、アナログ時計を利用する方法がある。短針を太陽の方向に向けたとき、短針と文字盤の「12時」のちょうど中間が「南」を指す。これは、地球の自転速度と時計の短針の回転速度の比が1:2であることを利用した仕組みである。また、天文学的な観測では、透明半球を用いて太陽の通り道を記録し、太陽が真南に来る「南中」の時刻や高度を測定することで、観測地点の緯度や経度を特定する基礎データを得ることができる。
方位とは、東・西・南・北という向きのことです。地球の北極がある方を「北」、南極がある方を「南」と決めています。北を向いたとき、右が「東」で、左が「西」になります。
太陽はいつも東からのぼって、南の空を通り、西へしずんでいきます。これは、地球がコマのように回っている(自転)ために起こる動きです。太陽が一番高いところに来ることを「南中」といい、そのときの太陽の向きが「南」になります。
もし、まわりに目印がなくて方位がわからないときは、うで時計を使って調べる方法があります。時計の短い針を太陽の向きに合わせたとき、その針と「12」の数字のちょうど真ん中の方向が「南」になります。キャンプやハイキングで迷ったときに役立つかもしれませんね。
方位磁針(コンパス)の針が北を指すのは、地球そのものが大きな磁石になっているからです。でも、実は方位磁針が指す「北」と、本当の北極の場所は少しだけズレています。これを「偏角」と呼び、日本では少しだけ西側にズレているんですよ。
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