学習目安 | 小: S | 中: S | 高: A

南中時刻

一般小学生

まとめ

南中時
天体が観測地点の子午線を通過し、その高度が最大となる瞬間の時刻

解説

南中時刻は、天体が日周運動によって真南子午線しごせん)を通過するタイミングを指します。太陽の場合、一日のうちで最も影が短くなり、太陽高度が最大になる瞬間です。計算上は「(日の出時刻 + 日の入り時刻)÷ 2」で算出されます。

日本の標準時は東経135度(兵庫県明石市)を基準としていますが、地球は24時間(1440分)で360度自転じてんしているため、経度が1度異なるごとに4分の時差が発生します。東に位置する地点ほど太陽と早く正対するため南中時刻は早まり、西に位置する地点ほど遅くなります。

地点の条件 南中時刻の傾向 理由
東にある地点(例:東京 早くなる 地球が西から東へ自転しており、東側から先に太陽と正対するため
西にある地点(例:長崎) 遅くなる 東側が南中したあと、自転によって遅れて太陽と正対するため
経度差1度につき 約4分の差 360度÷1440分の計算に基づく物理的な回転速度のため
コラム

南中時刻に関連して重要なのが、気温の変化とのタイムラグです。太陽放射エネルギーが最大になるのは南中時刻(正午付近)ですが、地温のピークはその約1時間後、気温のピークは約2時間後の午後2時頃になります。これは地面が温まってからその熱が空気に伝わるまでに時間を要するためです。

また、月の南中時刻の計算では、日をまたぐ場合に注意が必要です。例えば、ある日の23時50分に南中した月が翌日に南中するのは、50分を加算した24時40分、つまり翌日の0時40分となります。試験問題では、表から日の出・日の入り時刻を読み取り、滞空時間を計算した上で南中時刻を導き出すプロセスが頻出します。

小学生のみなさんへ

太陽が真南にきて、一番高く上がるしゅんかんの時間を「南中時刻」といいます。このとき、地面にあるものの影は一日のうちで一番短くなります。

南中時刻は、日の出の時間と日の入りの時間のちょうど真ん中の時間になります。たとえば、朝6時に太陽が出て、夕方6時に太陽がしずむ日なら、お昼の12時が南中時刻です。

日本の中でも、東にある東京と西にある長崎では、太陽が真南にくる時間がちがいます。地球は西から東へ回っているので、東にある町ほど早く太陽が真南にやってきます。東京の方が長崎よりも約1時間くらい早く南中時刻をむかえるんですよ。

ルラスタコラム

月にも南中時刻があります。でも、月は毎日出る時間が変わるので、南中する時間も毎日約50分ずつ遅くなっていきます。昨日より今日、今日より明日と、少しずつ夜ふかしな月になっていくんですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 太陽の南中時刻を、日の出時刻と日の入り時刻から求める計算式を答えなさい。
(日の出時刻 + 日の入り時刻)÷ 2
【応用】 兵庫県明石市(東経135度)と比べて、東経140度の地点では南中時刻はどうなりますか。理由とともに答えなさい。
南中時刻は20分早くなる。理由は、地球は経度1度につき4分の時差があり、東にある地点ほど先に太陽と正対するため
【実践】 1日のうちで太陽高度が最大になる時刻と、気温が最高になる時刻が一致しないのはなぜですか。
太陽放射によってまず地面が温められ、その熱が空気に伝わって気温が上がるまでに時間の遅れ(タイムラグ)が生じるため

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