学習目安 | 小: S | 中: S | 高: A

南中時刻

一般小学生

まとめ

  • 天体が観測地点の真南(子午線)を通過する瞬間の時刻のこと。
  • 太陽の場合、その日のうちで高度が最も高くなる(南中高度に達する)時刻であり、日の出から日の入りまでのちょうど中間の時刻に相当する。
  • 観測地点の経度によって決まり、東にある地点ほど南中時刻は早く、西にある地点ほど遅くなる。

解説

南中時刻は、地球の自転と天体の公転運動によって決まります。太陽の南中時刻は、日本の標準時子午線である東経135度兵庫県明石市)を基準として計算されます。経度が1度異なると南中時刻は約4分ずれ、東経135度より東にある東京(約139度)では明石よりも約16分早く南中します。計算上は、経度が15度異なるごとに1時間の時差が生じることになります。

一方、月の南中時刻は毎日一定ではありません。月は地球の周囲を約27.3日で公転しているため、1日に約12度ずつ東へ移動します。この公転の影響により、地球が自転して月を再び正面(真南)に捉えるまでには、前日よりも約50分余計に時間がかかります。このため、月の南中時刻は毎日約50分ずつ遅れていくという規則性があります。

コラム

月の満ち欠け(月相)と南中時刻には密接な関係があります。新月のときは太陽とほぼ同じ方向に位置するため正午頃に南中し、上弦の月夕方の午後6時頃、満月は真夜中の午前0時頃、下弦の月明け方の午前6時頃に南中します。この規則性を理解することで、月の形からその日の出没時刻や南中時刻を推測することが可能です。

また、太陽の南中時刻と気温の変化には時間差が生じます。南中時に太陽放射が最大となり地面が温められますが、その熱が空気に伝わり気温がピークに達するのは、通常、南中時刻から約2時間後の午後2時頃となります。

小学生のみなさんへ

太陽が真南(まみなみ)にくる瞬間の時間のことを「南中時刻なんちゅうじこく」といいます。太陽がこの時刻になると、空の中で一番高いところ(南中高度なんちゅうこうどといいます)にやってきます。影の長さが一日の中で一番短くなるのも、この南中時刻のときです。

南中時刻は、住んでいる場所によって少しずつ違います。日本の中では、東にある地域ほど太陽が早く南にくるので、南中時刻が早くなります。たとえば、東京は兵庫県よりも東にあるので、東京の方が少しだけ早く南中時刻をむかえます。

また、月にも南中時刻があります。月は地球のまわりを回っているため、南中時刻が毎日およそ50分ずつ遅れていくという不思議な決まりがあります。三日月や満月など、月の形によって南中時刻が決まっているので、形を見れば何時ごろに真南にくるか予想することができます。

ルラスタコラム

太陽が一番高くなるのはお昼の12時ごろなのに、一日のうちで気温が一番高くなるのは午後2時ごろなのはなぜでしょう?それは、太陽の熱でまず地面が温まり、その地面の熱が空気に伝わるまでに時間がかかるからなのです。空の動きと気温の変化には、おもしろい時間差があるのですね。

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