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見かけの間隔

一般小学生

まとめ

見かけの間隔
天球上における2つの天体間の離れ具合を、観測者を中心とした角度(角距離)で表したもの

解説

夜空に輝く星々は、地球からの距離がそれぞれ大きく異なります。しかし、地上から観察するとすべての星が巨大なドーム(天球)の内側に張り付いているように見えるため、星同士の実際の距離(キロメートルや光年)を測ることは困難です。そこで、観測者から見た2つの天体の間の「角度」を測ることで、星同士がどれくらい離れて見えるかを表現します。これが「見かけの間隔」であり、専門的には「角距離」と呼ばれます。

見かけの間隔は、天体そのものの大きさや実際の距離とは関係ありません。例えば、太陽と月は実際の大きさは全く異なりますが、地球から見た「見かけの大きさ(視直径)」はどちらも約0.5度とほぼ同じであるため、皆既日食のような現象が起こります。

項目 実際の距離 見かけの間隔(角距離)
測定の対象 天体間の物理的な空間距離 観測者から見た2方向のなす角度
使用する単位 km、光年、天文単位AU 度(°)、分(′)、秒(″)
特徴 天体の位置関係を立体的に示す 天球上での離れ具合を平面状に示す
コラム

見かけの間隔は、特別な道具がなくても自分の体を使って簡易的に測定することができます。腕をまっすぐ前に伸ばしたとき、小指の幅は約1度、人差し指・中指・薬指の3本の幅は約5度、握りこぶしの幅は約10度、親指と小指をいっぱいに広げた幅は約20度に相当します。

この測定法を知っておくと、天体観測の際に「北極星から指3本分隣にあの星がある」といった具体的な記録を残すことができ、非常に便利です。また、満月の見かけの直径は約0.5度であり、これは腕を伸ばしたときの小指の幅の半分程度しかないという事実は、意外と知られていない興味深いポイントです。

小学生のみなさんへ

夜空を見上げると、たくさんの星がならんでいますね。星と星がどれくらいはなれているかをあらわすとき、私たちは「角度(ど)」という言葉を使います。これを「見かけの間隔かんかく」といいます。

星は地球からものすごく遠いところにあるので、ものさしで長さをはかることはできません。そこで、自分を中心にして、右の星と左の星を見たときの「向きのちがい」を角度ではかるのです。

自分の手を使って、星の間のおおよその角度をはかる方法があります。うでをまっすぐのばしたとき、小指の横はばが「約1度」、にぎりこぶしの横はばが「約10度」になります。これをおぼえておくと、星の観測かんそくがもっと楽しくなりますよ。

ルラスタコラム

月と太陽は、大きさがぜんぜんちがいます。でも、地球から見た「見かけの大きさ」は、どちらも約0.5度でほとんど同じです。だから、月が太陽をぴったりかくす「日食」というめずらしい現象がおこるのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 天体同士の「見かけの間隔」を測るとき、一般的に用いられる単位は何ですか。
度(°)
【応用】 実際には非常に遠く離れている2つの星が、隣り合っているように見えることがあります。これはなぜですか。
見かけの間隔は、観測者から見た「角度」で決まるため、奥行き方向の実際の距離(物理的な距離)が反映されないからです。
【実践】 腕をいっぱいに伸ばしたとき、握りこぶしの幅は「見かけの間隔」で約何度に相当しますか。
約10度

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