一般小学生
まとめ
- 地球の自転によって、星が天球上を移動して見える「日周運動」を、長時間露光などの手法で連続した線として記録したもの。
- 観測する方位によって軌跡の形は異なり、北の空では北極星を中心に回転し、東や西の空では斜め方向の直線状、南の空では緩やかな弧を描く。
- オリオン座などの特定の星座を観測することで、星の色(ベテルギウスの赤、リゲルの青白)や、天の赤道付近を通る星(ミンタカ)の規則的な動きを確認できる。
解説
星の軌跡は、地球が地軸を中心に1日に1回転(自転)しているために生じる見かけの運動、すなわち日周運動の結果である。カメラのシャッターを長時間開けて撮影すると、点であるはずの星が光の筋として記録される。この軌跡を分析することで、地球の自転の向きや速度を理解する手がかりとなる。
冬の代表的な星座であるオリオン座は、星の軌跡を学ぶ上で非常に適した題材である。オリオン座を構成する一等星のベテルギウスは赤色、リゲルは青白色と色が異なり、軌跡の色からもその温度差を読み取ることができる。また、オリオンのベルト部分にある三つ星の一つ「ミンタカ」は天の赤道のほぼ真上に位置するため、真東から昇り、南中高度を経て真西へと沈む。
小学生のみなさんへ
夜空の星を長い時間ずっと見ていると、星は少しずつ動いていることがわかります。カメラを使って、長い時間シャッターを開けたままにして写真を撮ると、星が動いたあとがきれいな光の線になってうつります。これを「星の軌跡」と呼びます。
星が動いて見えるのは、星が自分で動いているからではなく、わたしたちが住んでいる地球がコマのように回っている(自転している)からです。北の空を見ると、北極星という星を中心に、星が円を描くように回っているのがわかります。西の空では、星がななめ下に向かってしずんでいく様子が見られます。
冬に見える「オリオン座」は、星の動きを観察するのにぴったりです。オリオン座には、赤い色の「ベテルギウス」や、青白い色の「リゲル」といった明るい星があります。これらの星が夜空をどのように通っていくかを観察すると、宇宙の広がりを感じることができますね。
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