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経度

経度

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • イギリスの旧グリニッジ天文台を通る「本初子午線」を0度とし、地球上の東西の位置を180度までの数値で表した指標。
  • 地球の自転運動と密接に関連しており、経度が15度変化するごとに1時間の時差が生じる仕組みの物理的な根拠となる。
  • 緯度とともに地球上の正確な位置を特定するために用いられ、東にある地点ほど太陽南中時刻日の出が早くなる特性を持つ。

解説

経度は、地球を縦に割った角度のような概念です。基準となるのは、イギリスにある旧グリニッジ天文台を通る「本初子午線」という経線です。ここから東側を「東経」、西側を「西経」と呼び、それぞれ180度までカウントします。この数値は、単なる地図上の座標にとどまらず、私たちの生活に欠かせない「時間」を決定する重要な役割を果たしています。

地球は24時間で360度回転するため、1時間あたり15度の速度で動いています。このため、経度が15度異なる地点間では1時間の時差が生じます。日本においては、兵庫県明石市を通過する東経135度が「日本標準時子午線」として採用されており、本初子午線が通るイギリス(世界標準時:UTC)と比較して9時間の進みが生じています。また、同じ日本国内であっても、経度が東に位置する地点ほど太陽が早く南中し、日の出の時刻も早くなるという性質があります。

コラム

歴史上、緯度は天体の高度を測ることで比較的容易に特定できましたが、経度の測定は極めて困難な課題でした。海上で正確な経度を知るには、基準地点との正確な時刻の差を保持し続ける必要があったためです。18世紀、イギリスの時計職人ジョン・ハリソンが、船の揺れや温度変化に強い高精度時計「クロノメーター」を開発したことで、ようやく正確な経度測定が可能となり、遠洋航海の安全性が飛躍的に向上しました。

現代では、複数のGPS衛星からの電波を受信し、その時間差を計算することで、地球上の正確な経緯度を即座に特定できる環境が整っています。また、地図投影法においても経線の描かれ方は重要で、メルカトル図法のように経緯線が直交する地図は方位の確認に適していますが、最短距離(大圏航路)を確認するには正距方位図法を用いるなど、用途に応じた使い分けがなされています。

小学生のみなさんへ

地球の上の「東西(右と左)」の場所をあらわす数字を経度けいどといいます。イギリスにある「本初子午線ほんしょしごせん」という線を0度として、そこから東に180度、西に180度までで表します。

地球は1日で1回転(360度)しているので、経度けいどが15度ずれると、時間が1時間変わります。これを「時差」と呼びます。日本は、兵庫県明石市を通る「東経135度」という場所の時間を、日本全体の時間として使っています。イギリスと比べると、日本は9時間も時間が進んでいるんですよ。

また、経度けいどが東にある場所ほど、太陽が早くのぼります。日本の中でも、東にある東京のほうが、西にある九州よりも早く朝が来ます。このように、経度けいどは場所だけでなく、時間とも深い関係がある大切な数字なのです。

ルラスタコラム

世界には「日付変更線」という線があります。これは経度180度のあたりに引かれていて、この線をまたぐと日付が1日変わります。西から東へ超えると1日戻り、東から西へ超えると1日進むという、まるでタイムマシンのような不思議な線なんですよ。

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