まとめ
【定義】
地球の自転軸(地軸)の両端である北極と南極を基準とした方向の規定。観測者の位置や時刻によって変化する天体の見かけの動きを記述するための基礎となる概念である。
学習の要点
- 重要語句:地軸、自転、日周運動、入射角、南中高度
- 用語の意義:地球上の位置(緯度)や地球の回転運動に伴う時刻の変化が、太陽の観測方位や高度にどのように影響するかを理解する。
解説
方位は、地球の北極を北、南極を南と定義することから始まる。北を向いたときの右側が東、左側が西と定められており、これらは地球上のすべての地点において共通のルールである。
地球は地軸を中心に、北極上空から見て反時計回りに自転している。この自転運動によって、地球上の観測地点は太陽の光が当たる範囲(昼)と影になる範囲(夜)を移動し、時刻の変化が生じる。不動の恒星である太陽が東から昇り西へ沈むように見えるのは、地球が西から東へと回転していることによる「見かけの動き」である。
観測地点の時刻によって、太陽が見える方位は決定される。太陽が真東から昇る「明け方」、真南に位置する「正午」、真西に沈む「夕方」、そして太陽の反対側に位置する「真夜中」という周期が生じる。また、観測者の緯度によって太陽光の入射角(太陽の高さ)は異なり、低緯度地域では高く、高緯度地域では低くなる特性を持つ。
補足
方位磁針が指す「磁北」と、北極点を指す「真北」には、場所によって数度のずれ(偏角)が生じる。天体の動きや地図の基準として用いるのは、地球の自転軸に基づいた「真北」である。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
方位とは、北、南、東、西という方向の決まりのことです。地球のいちばん上にある「北極」の方向を北、いちばん下にある「南極」の方向を南といいます。北を向いたとき、右側が東、左側が西になります。
太陽が東からのぼって西にしずむのは、地球がコマのように自分で回っている(自転といいます)からです。地球が反時計回りに回っているため、わたしたちからは太陽が動いているように見えます。
地球のどこにいるかによって、太陽の高さも変わります。また、明け方、正午、夕方、真夜中という時間の変化に合わせて、太陽がどの方角に見えるかも決まっています。方位を知ることで、自分たちが今どこにいて、太陽がどう動くのかを正しく考えることができます。
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