夏至の日

一般小学生

まとめ

解説

地球は公転面に対して地軸を約23.4度傾けた状態で太陽の周りを公転している。夏至の時期、北半球は太陽に対して最も身を乗り出したような位置関係になり、北緯23.4度の北回帰線上で太陽が正午に天頂(真上)を通過する。これにより、北半球の各地では太陽の南中高度が最大となり、日照時間が最大化される。

観測地点の緯度によって現象は異なり、北緯66.6度以北の北極圏では太陽が一日中沈まない「白夜」となる。一方で、南半球では太陽の南中高度が最も低くなり、昼が最も短く夜が最も長い「冬至」を迎える。また、夏至の日の南中高度は「90 -(その場所の緯度)+ 23.4」という計算式で求めることができ、この数値は各地の気候や日影曲線の形状に大きく影響する。

コラム

夏至の日は1年で最も日照時間が長いが、日本の多くの地域では梅雨の時期と重なるため、実際に観測される日照時間は短くなることが多い。また、地表や海水が温まるまでには時間差があるため、気温がピークに達するのは夏至から約1〜2ヶ月後の8月頃となる。

日影曲線の観点では、夏至の日の影の先端が描く軌跡は、冬至の時期に比べて観測者側に大きく湾曲し、影の長さそのものも短くなるのが特徴である。これらのデータは、観測地点の緯度や経度を特定するための重要な指標として学習や実測に用いられる。

小学生のみなさんへ

夏至(げし)の日は、1年の中で昼の時間が一番長く、夜の時間が一番短くなる日のことです。毎年6月21日ごろにやってきます。この日は、太陽が空の最も高いところまで上がるため、お昼ごろに地面にできる影の長さが1年で一番短くなります。

なぜこのようなことが起きるかというと、地球が少しななめにむいたまま、太陽のまわりを回っているからです。夏至のとき、日本がある北半球は太陽の方に一番大きくかたむいているため、太陽の光をたっぷり受けることになります。

おもしろいことに、日本の中でも北の方へ行くほど昼の時間は長くなります。北海道は九州よりも昼の時間が長く、もっと北の北極に近い場所では、一日中太陽が沈まない「白夜びゃくや」という現象が見られます。

ルラスタコラム

夏至の日は昼が一番長いのに、どうして一番暑い日ではないのでしょうか?それは、太陽の熱で地面や海が温まるまでに時間がかかるからです。お風呂のお湯がすぐには熱くならないのと同じで、地球が十分に温まって本当に暑くなるのは、夏至から1、2ヶ月あとの8月ごろになります。

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