学習目安 | 小: A | 中: S | 高: S

南回帰線

南回帰線

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 南緯23.4度の緯線のことで、北半球における冬至の日に、太陽天頂(真上)を通過する地点を結んだ南限の境界線。
  • 地球の公転面に対して地軸が約23.4度傾いていることにより生じる、熱帯の外縁を示す指標。
  • この線より高緯度(南側)の地域では、一年を通じて太陽が天頂を通過することはない。

解説

地球上の位置を特定する緯度は、赤道を0度として南北にそれぞれ90度まで設定されています。南回帰線(南緯23.4度)は、地球の自転軸(地軸)が公転面に対して約23.4度傾いていることに由来して定まる重要な緯線です。

北半球が冬至を迎える際、太陽の直射光は南緯23.4度の地点を垂直に照らします。このとき、日本などの北半球中緯度地域では太陽の南中高度が一年で最も低くなり、逆に南回帰線上の地点では南中高度が90度となります。冬至における特定の地点の南中高度は「90 - その地点の緯度 - 23.4」という計算式で求めることができ、例えば北緯36度東京では30.6度までしか太陽が上がりません。

また、緯度は気候にも大きな影響を与えます。低緯度地域ほど単位面積あたりに受ける太陽放射エネルギーが大きくなるため、南回帰線から北回帰線に挟まれた領域は熱帯気候を形成する要因となります。

コラム

南回帰線は、天文学的には「磨羯宮(まかつきゅう)の回帰線」と呼ばれます。これは約2000年前の冬至の時期に、太陽が黄道十二星座の山羊座(磨羯宮)に位置していたことに由来します。しかし、地球の自転軸が独楽のように振れる「歳差運動」の影響により、現在の冬至の太陽は射手座の方向に位置しています。

なお、経度についてはイギリスの旧グリニッジ天文台を通る本初子午線を0度とし、15度の開きごとに1時間の時差が生じます。日本の標準時子午線東経135度兵庫県明石市)であり、これに基づき国内の時刻が統一されていますが、各地の厳密な南中時刻は経度差(1度につき4分)によって異なります。

小学生のみなさんへ

地球には、赤道から南へ23.4度いったところに「南回帰線」という名前の線があります。これは、地球が少しななめにむきながら太陽のまわりを回っているためにできる特別な線です。

北半球にある日本が一番寒くなる「冬至とうじ」の日、太陽はこの南回帰線の真上を通ります。つまり、この線よりもさらに南へ行くと、一年中どの日の正午でも、太陽が自分の真上に来ることはなくなります。太陽が真上に来る南の限界の線、というわけですね。

この線は、オーストラリアや南アメリカ大陸、アフリカ大陸を通っています。南回帰線よりも赤道に近い場所は「熱帯」とよばれ、とてもあたたかい地域になります。

ルラスタコラム

南回帰線は英語で「Tropic of Capricorn(やぎ座の回帰線)」といいます。大昔、冬至の日に太陽が「やぎ座」の方向にあったことからこの名前がつきました。今は地球の動きが少しずつ変わったため、実際には「いて座」の方向に太陽が見えるんですよ。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…