まとめ
- 黄道12星座以外で、太陽の通り道(黄道)上に位置する「13番目の星座」である。
- ギリシア神話の名医アスクレピオスを象徴し、医療のシンボルである「アスクレピオスの杖」の由来となっている。
- 地球の公転に伴う「星の年周運動」を理解する上で、季節ごとの星座の移り変わりを示す重要な指標の一つである。
解説
地球が太陽の周囲を1年かけて公転しているため、地球から見た太陽の背後にある星座は日ごとに変化します。この太陽の通り道を「黄道」と呼び、古くから12の星座がその指標とされてきましたが、へびつかい座もこの黄道に接しており、実質的には13番目の黄道星座といえます。
星の動きには、地球の自転による「日周運動」と、公転による「年周運動」があります。年周運動において、星は同じ時刻で比較すると1日に約1度、1ヶ月に約30度ずつ東から西へ移動します。例えば、5月5日20時に北の空のA点にあった星は、1ヶ月後の同時刻には30度西のB点へ移動します。さらに8月5日18時の位置を求める場合、6月5日から2ヶ月で60度西へ移動しますが、時刻が2時間早まることで30度東へ戻るため、結果としてB点からさらに30度西へ進んだC点に位置することになります。
へびつかい座は、巨大なヘビを抱く男の姿として描かれます。このモデルとなったアスクレピオスが持つ「蛇が巻き付いた杖」の紋章は、世界保健機関(WHO)のロゴマークにも採用されるなど、現代でも医療・救急の象徴として広く世界中で活用されています。
みなさんは「おひつじ座」や「しし座」などの「黄道12星座」を聞いたことがありますか?実は、太陽が通る道の上には、もう一つ「へびつかい座」という星座があるのです。これを合わせて「13番目の星座」とよぶこともあります。
地球は太陽のまわりを1年かけてぐるりと一周しています。これを「公転」といいます。地球が動いているので、地球から見える星の位置も、毎日少しずつ東から西へと動いて見えます。これを「星の年周運動」といいます。1ヶ月たつと、同じ時間の星の位置は約30度も西にずれて見えるのです。
へびつかい座は、ギリシア神話に出てくるアスクレピオスという名医(お医者さん)の姿だといわれています。彼が持っている「ヘビがまきついた杖」は、今でも医療の象徴として、救急車や病院のマークに使われています。
なぜ「13番目」なのに仲間はずれにされたのでしょうか?それは、大昔に星占いを決めたとき、1年が12ヶ月なので星座も12個のほうが都合がよかったからだといわれています。へびつかい座は、実はとても大きな星座なんですよ。
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