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硫酸ナトリウム

硫酸ナトリウム

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

硫酸ナトリウム
硫酸と水酸化ナトリウムの中和によって生じる、水溶液が中性を示す正塩

解説

硫酸ナトリウム(化学式:Na2SO4)は、強酸である硫酸(H2SO4)と強塩基である水酸化ナトリウム(NaOH)が反応してできる塩です。化学反応式は H2SO4 + 2NaOH → Na2SO4 + 2H2O と表されます。強酸と強塩基の組み合わせからなる正塩であるため、水溶液中で加水分解が起こらず、液性は中性(pH7付近)となります。

塩の性質は、もととなる酸と塩基の強弱の組み合わせによって決まります。例えば、強酸と弱塩基からなる塩(塩化アンモニウムなど)は、水溶液中で弱塩基由来のイオンが加水分解して水素イオンを生じるため、酸性を示します。以下の表に、代表的な塩の性質の比較をまとめます。

塩の名称 もとの酸 もとの塩基 水溶液の性質
硫酸ナトリウム 硫酸(強酸) 水酸化ナトリウム(強塩基) 中性
塩化アンモニウム 塩酸(強酸) アンモニア(弱塩基) 酸性
酢酸ナトリウム 酢酸(弱酸) 水酸化ナトリウム(強塩基) 塩基性
コラム

硫酸ナトリウムは工業的に「硫酸ソーダ」とも呼ばれ、合成洗剤の充填剤やガラス製造時の気泡除去剤、染料の助剤など多岐にわたる用途があります。吸湿性が高いという特徴を活かし、実験室では有機溶媒乾燥剤として用いられることもあります。

また、十水和物(Na2SO4・10H2O)は天然には「芒硝(ぼうしょう)」として産出されます。これは入浴剤の主要な成分の一つであり、皮膚のタンパク質と結合して膜を作ることで、保温効果を高める働きがあります。

小学生のみなさんへ

硫酸りゅうさんナトリウムは、強い酸性の液体と、強いアルカリ性の液体を混ぜ合わせたときにできる「塩(えん)」という仲間の物質です。見た目は白い粉で、水に溶かすと、酸性でもアルカリ性でもない「中性」になります。

この物質は、みんなの家にあるものにも使われています。例えば、洗濯用の洗剤をサラサラにしたり、お風呂に入れる入浴剤に入っていたりします。お風呂に入れると、体がポカポカ温まりやすくなる効果があるんですよ。

ルラスタコラム

入浴剤のパッケージの裏側を見てみると、「硫酸ナトリウム」や「芒硝ぼうしょう」と書かれていることがあります。これが入っているお風呂に入ると、肌の表面に膜を作って熱を逃がしにくくしてくれるので、お風呂上がりも温かさが長続きするのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 硫酸ナトリウムの水溶液は何性を示しますか。
中性
【応用】 硫酸ナトリウムが中性を示すのはなぜですか。もととなる酸と塩基の強さに触れて説明しなさい。
強酸である硫酸と、強塩基である水酸化ナトリウムの中和によって生じる塩であり、水溶液中で加水分解が起こらないため
【実践】 硫酸ナトリウムの化学式を答え、また身近な製品での利用例を1つ挙げなさい。
化学式はNa2SO4。利用例は、入浴剤の成分や合成洗剤の充填剤など

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