分解

一般小学生

まとめ

分解
生物の死がいや排出物に含まれる有機物が、菌類や細菌類などの微生物の働きによって、二酸化炭素や水などの無機物に変化すること

解説

生態系において、植物などの生産者が作り出した有機物は、食物連鎖を通じて消費者へと移動します。これらの生物が生命活動を終えて死がいとなったり、排出物を出したりすると、土壌や水中に生息する菌類(カビやキノコ)や細菌類がそれらを摂取します。

微生物はこれらの有機物を呼吸などの生命活動に利用し、その過程で複雑な有機化合物を二酸化炭素や水、アンモニアといった単純な無機物へと作り替えます。この一連のプロセスを「分解」と呼び、この役割を担う生物を「分解者」と呼びます。

コラム

もし分解が行われなければ、地球上は生物の死がいや排出物で溢れかえってしまいます。例えば、森では毎年大量の落ち葉が地面に降り積もりますが、林が落ち葉で埋もれてしまわないのは、土の中の微生物が絶えず分解を行っているからです。

分解によって生じた無機物は、再び植物によって吸収され、光合成を通じて新たな有機物の合成に利用されます。このように、分解は自然界における物質の循環を支える極めて重要な役割を果たしています。

小学生のみなさんへ

森の中を歩くと、地面にはたくさんの落ち葉がたまっていますね。でも、毎年たくさんの葉っぱが落ちるのに、森が葉っぱでうまってしまうことはありません。それは、目に見えないくらい小さな「微生物びせいぶつ」たちが、落ち葉を食べてボロボロにしているからです。

このように、生き物の死がいやフンなどを、もっと小さな別の物質に変えることを「分解」といいます。分解してくれる生き物は、カビやキノコのなかま(菌類きんるい)や、バクテリアなどの小さな生き物(細菌類さいきんるい)です。

分解されたものは、最後には植物の栄養になります。分解があるおかげで、地球の栄養はぐるぐると回って、新しい命が育つことができるのです。

ルラスタコラム

森の土を少しだけ取って調べると、そこには数えきれないほどの小さな生き物が住んでいます。彼らは「自然のおそうじ屋さん」として、毎日休まずに働いているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 生物の死がいや排出物に含まれる有機物を、無機物に変化させる働きを何というか
分解
【応用】 分解によって生じた二酸化炭素や水などの無機物は、その後どのように利用されるか
植物などの生産者によって吸収され、光合成などを通じて再び有機物を作るために利用される
【実践】 生態系において「分解者」がいなくなった場合、どのような問題が起こると考えられるか
生物の死がいや排出物が分解されずに蓄積し続け、植物が利用する無機物が不足するため、物質の循環が止まってしまう

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