一般小学生
まとめ
解説
アンモニア(化学式:NH₃)は、分子量が約17であり、空気の平均分子量(約29)と比較して軽いため、空気中で上昇する性質があります。また、水に対する溶解度が非常に高く、常温で1体積の水に約700体積ものアンモニアが溶けるため、水上置換法で集めることはできません。これらの性質から、実験室では「上方置換法」が用いられます。
実験室での発生方法としては、塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混合して加熱する手法が一般的です。これは「弱塩基の遊離」という反応を利用したものです。加熱の際、反応によって生じた水が加熱部分に逆流して試験管が割れるのを防ぐため、試験管の口をわずかに下げて固定する必要があります。以下に、アンモニアと同じく水に溶けやすい性質を持つ塩化水素との比較をまとめます。
| 比較項目 | アンモニア | 塩化水素 |
|---|---|---|
| 集め方 | 上方置換法(軽い) | 下方置換法(重い) |
| 水溶液の性質 | 弱塩基性(アルカリ性) | 強酸性 |
| 指示薬の変化 | フェノールフタレインが赤色 | 青色リトマス紙が赤色 |
| 特有の反応 | 塩化水素と反応し白煙を生じる | アンモニアと反応し白煙を生じる |
小学生のみなさんへ
アンモニアは、鼻をつくようなツンとした強いにおい(刺激臭)がする、色のない気体です。理科の実験では、水にとても溶けやすいことや、空気よりも軽いことがよくテストに出ます。
アンモニアを水に溶かすと「アルカリ性」という性質になります。これを確認するために、フェノールフタレイン液という薬を使うと、透明だった水がパッと赤色に変わります。この性質を利用した「噴水(ふんすい)の実験」はとても有名です。
また、アンモニアは私たちの生活にも役立っています。畑の野菜を育てるための「肥料」の材料として、世界中でたくさん作られているんですよ。ただし、においが強くて体にはあまり良くないので、実験でにおいをかぐときは、手で仰ぐようにして少しずつかぐのがルールです。
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