塩化カリウム

塩化カリウム

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

塩化カリウム
塩酸と水酸化カリウムの中和反応によって生成される、化学式KClで表される無色透明または白色の塩

解説

塩化カリウムは、強酸である塩酸(HCl)と強塩基である水酸化カリウム(KOH)が中和することで生成される正塩である。化学反応式は KOH + HCl → KCl + H2O と表される。水に非常によく溶け、水溶液中ではカリウムイオン(K+)と塩化物イオン(Cl-)に完全に電離する強電解質である。

強酸と強塩基からなる塩であるため、水溶液中性を示す。これは、弱塩基と強酸からなる塩化アンモニウムなどが加水分解によって酸性を示すのとは対照的である。結晶構造は塩化ナトリウム型構造(面心立方格子)をとり、イオン結合によって強く結びついている。

コラム

産業面では、植物の三大肥料成分の一つであるカリ肥料の主原料として極めて重要である。また、医療分野では低カリウム血症の治療薬として、食品工業では塩化ナトリウムの代用(減塩食品)や凝固剤として利用されるなど、用途は多岐にわたる。

理科の学習においては、温度による溶解度の変化を利用した再結晶の実験や、炎色反応(カリウムによる赤紫色)の確認などで頻繁に登場する物質である。

小学生のみなさんへ

塩化カリウムは、見た目は白い粉や、透明なつぶのような形をした「塩(えん)」の仲間です。私たちがふだん食べている食卓塩(塩化ナトリウム)とよく似ていますが、少しちがう性質を持っています。

一番大切な役割は、植物の肥料ひりょうになることです。植物が元気に育つために必要な成分をたくさん含んでいるので、畑などで広く使われています。また、水に溶けやすいという特徴とくちょうもあります。

ルラスタコラム

塩化カリウムは、実はスポーツドリンクや、塩分をひかえた「減塩しお」の中にも入っていることがあるんだよ。私たちの生活をいろいろなところで支えてくれているんだね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 塩化カリウムの化学式と、その水溶液の性質(液性)を答えなさい。
化学式はKClで、水溶液は中性を示す。
【応用】 塩化カリウムの水溶液が中性を示す理由を、生成に関わる酸と塩基の強弱に触れて説明しなさい。
強酸である塩酸と強塩基である水酸化カリウムの中和によってできた塩であり、水中で完全に電離しても液性を変化させる反応が起こらないため。
【実践】 塩化アンモニウムの水溶液は酸性を示すが、塩化カリウムの水溶液が中性を示すのはなぜか、加水分解の有無に触れて記述しなさい。
塩化アンモニウムは強酸と弱塩基からなる塩で水溶液中で加水分解が起こり酸性を示すが、塩化カリウムは強酸と強塩基からなる正塩であり、水溶液中で加水分解が起こらず中性を保つため。

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