食塩(塩化ナトリウム)

一般小学生

まとめ

食塩塩化ナトリウム
塩酸水酸化ナトリウム水溶液中和反応を起こした際に生じる代表的な塩(えん)であり、化学式NaClで表される物質

解説

酸性の塩酸(HCl)とアルカリ性水酸化ナトリウム水溶液(NaOH)を適切な比率で混ぜ合わせると、互いの性質を打ち消し合う中和反応が起こります。このとき、塩酸中の水素イオン(H+)と水酸化ナトリウム中の水酸化物イオン(OH-)が結びついて水(H2O)が生成されると同時に、残ったナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)が結びついて塩化ナトリウム(NaCl)が形成されます。

反応後の水溶液中性となり、これを加熱して水分を蒸発させると、溶けていた塩化ナトリウムが白い立方体の結晶として現れます。実験においては、加える水溶液の量によって生成される固体質量が変化するため、中和の過不足を計算する際の重要な指標となります。

コラム

食塩は日常生活で調味料として欠かせないだけでなく、理科の実験では「寒剤(かんざい)」としても利用されます。氷と食塩を3:1の質量比で混ぜ合わせると、周囲の熱を激しく奪いながら溶けるため、温度をマイナス21度付近まで下げることが可能です。

また、工業的には海水の水分を蒸発させて採取するほか、海外では地層から採掘される岩塩も主要な供給源となっています。純粋な塩化ナトリウムは無色透明の結晶ですが、家庭用の食塩には固結防止剤などが含まれることもあります。

小学生のみなさんへ

食塩(しょくえん)は、みんながよく知っている「塩(しお)」のことだよ。理科の実験では、酸(さん)とアルカリという正反対の性質の液体を混ぜ合わせたときに新しくできる物質として登場するんだ。海の水にもたくさん含まれていて、私たちの体にとっても大切なものだよ。実験でできた液体を温めて水をなくすと、白い粒として出てくるのが特徴だね。

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