BTB液

BTB液

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

BTB液
水溶液の性質(酸性中性アルカリ性)を色の変化で判定するために用いられる指示薬

解説

BTB液(ブロモチモールブルー溶液)は、化学や生物の実験で最も多用されるpH指示薬の一つです。最大の特徴は、中性付近(pH7.0前後)で色が鮮やかに変化する点にあります。具体的には、pH6.0以下の酸性領域では黄色、pH7.6以上のアルカリ性領域では青色を示し、その中間である中性付近では緑色を呈します。

この性質を利用して、塩酸水酸化ナトリウム水溶液を混ぜ合わせる中和実験では、溶液がちょうど中性になった瞬間を緑色への変化によって捉えることができます。また、生物分野では、植物光合成によって水中の二酸化炭素が減少した際や、呼気に含まれる二酸化炭素が水に溶けて酸性になった際の色の変化を観察する際にも活用されます。

液性 pH範囲 BTB液の色
酸性 pH6.0以下 黄色
中性 pH6.0~7.6 緑色
アルカリ性 pH7.6以上 青色

実験においては、中和反応の進行度合いをグラフ化する際、BTB液の色が緑色になった点を「完全中和点」として特定します。このとき、水溶液を蒸発させると食塩などの結晶が残る様子を観察することで、化学反応の結果を視覚的・定量的に理解することが可能となります。

コラム

BTB液は、もともと粉末状の試薬をエタノールに溶かし、さらに水で薄めて作られます。市販されている溶液は、使いやすいようにあらかじめ中性(緑色)に調整されていることが一般的です。なお、BTB液自体がわずかに酸性やアルカリ性に傾いている場合があるため、実験前には色の確認が必要です。

また、二酸化炭素は水に溶けると弱酸性(炭酸)を示すため、BTB液を入れた水に息を吹き込むと、青色や緑色から黄色へと変化します。この反応は、呼気に二酸化炭素が含まれていることの証明や、植物が光合成で二酸化炭素を吸収したことを確認する対照実験によく用いられます。

小学生のみなさんへ

BTB液は、水溶液すいようえきが「酸性さんせい」「中性ちゅうせい」「アルカリせい」のどれなのかを調べるための薬品です。この液体えきたい水溶液すいようえきに入れると、まるで信号機のように色が変わります。

酸性さんせいのときは「黄色」、中性ちゅうせいのときは「緑色」、アルカリせいのときは「青色」になります。覚え方は「信号の緑が真ん中(中性ちゅうせい)」と考えると分かりやすいでしょう。理科の実験では、酸性さんせい液体えきたいとアルカリせい液体えきたいを混ぜて、ちょうど中性ちゅうせいにする「中和」という実験でよく使われます。

ルラスタコラム

BTB液の正式な名前は「ブロモチモールブルー」といいます。とても長い名前ですね。実は、吐いた息(二酸化炭素にさんかたんそ)を吹き込んだ水にBTB液を入れると、黄色に変わります。これは二酸化炭素にさんかたんそが水に溶けて、水が酸性さんせいになるからです。

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