モノグリセリド

モノグリセリド

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

モノグリセリド
脂肪消化酵素リパーゼによって分解されて生じる、グリセリン脂肪酸が1つ結合した物質

解説

脂肪(トリグリセリド)は、すい液に含まれる消化酵素であるリパーゼのはたらきによって加水分解されます。この過程で、脂肪1分子は1分子のモノグリセリドと2分子の脂肪酸へと分解されます。かつての理科教育では「脂肪酸とグリセリン」にまで分解されると記述されていましたが、現在はより正確な中間生成物であるモノグリセリドとして学習します。

分解されたモノグリセリドと脂肪酸は、小腸の内壁にある柔毛の表面から吸収されます。これらは水に溶けにくいため、胆汁酸などの助けを借りてミセルという形を作り、小腸の上皮細胞へと取り込まれます。このように、大きな分子を吸収可能なサイズまで小さくすることが消化の大きな役割です。

コラム

小腸の上皮細胞に吸収されたモノグリセリドと脂肪酸は、細胞内で再び脂肪へと再合成されます。その後、タンパク質などと結合して「キロミクロン」という粒子になり、毛細血管ではなくリンパ管へと入ります。糖やアミノ酸が毛細血管を通って肝臓へ運ばれるのに対し、脂肪由来の成分はリンパ管を経由して静脈へと合流し、全身へ運ばれるという大きな違いがあります。

また、モノグリセリドは食品添加物(乳化剤)としても広く利用されています。水と油を混ざりやすくする性質があるため、アイスクリームやマーガリンなどの食感をなめらかにするために欠かせない存在です。

小学生のみなさんへ

みんなが食べた「あぶら(脂肪)」が、おなかの中で細かくなったときの姿の一つです。あぶらはそのままでは大きすぎて体に吸収できないため、バラバラに壊す必要があります。このとき、あぶらが壊れてできるのが「モノグリセリド」と「脂肪酸」です。これらは小腸(しょうちょう)という場所で吸い込まれ、体の栄養になります。

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