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解毒

一般小学生

まとめ

解毒
体内で生じた有害な代謝産物や体外から取り込まれた毒物を、肝臓での化学反応によって無害または低毒性の物質に変える働き

解説

肝臓は「生体の化学工場」と呼ばれ、500種類以上の化学反応を担っています。その中心的な役割の一つが解毒作用です。例えば、タンパク質分解過程で生じる有害なアンモニアは、肝臓内の「オルニチン回路(尿素回路)」によって、毒性の低い尿素へと作り替えられます。尿素は血液によって腎臓へ運ばれ、尿として体外へ排出されます。

また、アルコールや薬物などの外来物質も肝臓で処理されます。アルコールはアセトアルデヒドを経て酢酸へと分解され、最終的に水と二酸化炭素になります。これらのプロセスにより、体内環境の恒常性(ホメオスタシス)が維持されています。

物質名 変化前の状態(有害) 変化後の状態(無害・低毒)
アンモニア タンパク質の分解で発生 尿素
アルコール アセトアルデヒド 酢酸(最終的に水と二酸化炭素)
薬物・添加物 脂溶性など排出困難な形態 水溶性の代謝物
コラム

生物学の実験でフナの解剖を行う際、肝臓などの内部器官を観察するためには、はさみの入れ方が重要です。まず肛門の少し前から、腹側の正中線に沿ってえらぶたのあたりまで切り進めます。このとき、内部の臓器を傷つけないよう、はさみの先を少し浮かせ気味にするのがコツです。肝臓は消化管の近くに位置しており、解毒や栄養の貯蔵を行っている様子を確認できます。

小学生のみなさんへ

みんなの体の中にある「肝臓(かんぞう)」という大きな臓器には、体にとって悪いものを、体に害がないものに変えてくれる「解毒(げどく)」という大切な働きがあるんだ。例えば、食べ物を消化したときにできる悪いガスや、お酒、薬などを、きれいに掃除してくれるよ。肝臓は、体を守るための大切な工場のような役割をしているんだね。

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