静脈

静脈

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 体の各部から心臓に戻る血液が流れる血管
  • 血液の逆流を防ぐための「弁(静脈弁)」を備えている。
  • 動脈に比べて血管壁が薄く、血圧が低いことが特徴。
循環器系血管生物

解説

静脈は、全身の毛細血管を通過し、細胞に酸素や栄養を届け終えた血液を再び心臓へと運ぶ役割を担う血管です。心臓のポンプによって直接圧力がかかる動脈とは異なり、静脈内の血圧は非常に低いため、血管壁は薄く、弾力性も乏しい構造をしています。

血圧が低いため、特に重力に逆らって血液を運ぶ必要がある足などの静脈では、血液が逆流しやすくなります。これを防ぐために、静脈の内部には一定の間隔で「弁」が存在し、血液が心臓に向かって一方通行で流れるよう制御しています。また、周囲の骨格筋が収縮することで血管を圧迫し、血液を押し上げる「筋ポンプ作用」も、静脈の還流を助ける重要な仕組みです。

コラム

血管の名称と流れる血液の性質は必ずしも一致しません。全身から心臓に戻る静脈には二酸化炭素を多く含む「静脈血」が流れていますが、肺から心臓に戻る「肺静脈」には、肺胞でのガス交換を終えたばかりの酸素が豊富な「動脈血」が流れています。また、皮膚の表面近くを通る血管の多くは静脈であり、医療現場での採血や点滴には主にこの静脈が利用されます。

小学生のみなさんへ

静脈じょうみゃくとは、体の中を回った血液けつえきが、心臓しんぞうにもどるときに通る血管けっかんのことです。心臓しんぞうから出ていく「動脈どうみゃく」とセットで覚えましょう。

静脈じょうみゃくの中には、血液けつえきが逆もどりしないように「べん」というドアのようなものがついています。足などから心臓しんぞう血液けつえきを押し上げるのは大変なので、このべん逆流ぎゃくりゅうふせいでくれているのです。

ルラスタコラム

手のこうをよく見てみると、青っぽく見えるすじがありますよね。それが静脈じょうみゃくです。実は、血液けつえきそのものは赤いのですが、血管けっかんの壁や皮膚ひふを通してみると、光の反射はんしゃで青く見える不思議な仕組みになっています。

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