血管

血管

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 血液が体内を循環するために通る管の総称であり、構造や役割の違いから動脈静脈毛細血管の3つに大別される。
  • 心臓から送り出される血液が通る動脈、心臓へ戻る静脈、全身の細胞と物質交換を行う毛細血管がネットワークを形成している。
  • 血管から染み出した液を回収するリンパ系とも密接に関わり、体液の循環と免疫を支えている。
血管動脈静脈毛細血管

解説

血管は、血液を全身に効率よく運び、物質交換を行うための重要なネットワークです。心臓から強い圧力で送り出される血液が通る「動脈」は、その圧力に耐えられるよう壁が厚く、弾力性に富んでいるのが特徴です。

一方、心臓に戻る血液が通る「静脈」は、血圧が低いため、周囲の筋肉の動きなどを利用して血液を運びます。そのため、重力などで血液が逆流しないように「弁」が存在します。これらをつなぐ「毛細血管」は非常に細く、一重の細胞でできた薄い壁を通して、周囲の細胞に酸素養分を供給し、二酸化炭素や老廃物を回収する役割を担っています。

コラム

毛細血管から染み出した血漿の一部は組織液と呼ばれますが、その多くは「リンパ管」に回収されてリンパ液となります。リンパ管は途中でリンパ節を経由し、病原体の除去など免疫機能を果たしながら、最終的に静脈へと合流します。このように、血管系とリンパ系は互いに補完し合いながら体内の環境を一定に保っています。

小学生のみなさんへ

私たちの体の中には、血液が通るための「血管けっかん」という細い管が、あみの目のようにはりめぐらされています。血管には、心臓しんぞうから送り出された血液が通る「動脈どうみゃく」、心臓しんぞうにもどる血液が通る「静脈じょうみゃく」、そして体中の細胞に酸素さんそ栄養えいようを届けるとても細い「毛細血管もうさいけっかん」の3種類があります。

動脈は、心臓しんぞうからの強い力にたえられるように、壁が厚くてじょうぶにできています。静脈には、血液が逆流しないように「べん」というドアのようなものがついています。毛細血管はとても細く、体中のすみずみまで血液を届ける大切な役割をしています。

ルラスタコラム

人間の体の中にある血管をすべてつなげると、なんと約10万キロメートルもの長さになります。これは、地球を2周半もする長さです。こんなに長い管が、私たちの体の中にぎゅっとつまっているなんて、おどろきですね。

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