一般小学生
まとめ
- 小腸の柔毛の中心に位置し、毛細血管に入れない大きな脂肪粒子を吸収する
- 全身に分布し、血管から漏れ出た組織液を回収して静脈へ戻す循環系の一部である
- リンパ節を介して病原体をろ過するなど、生体防御(免疫)において重要な役割を果たす
解説
小腸の内壁にある柔毛(じゅうもう)の中心には、1本のリンパ管が通っています。食事から摂取した脂肪は、消化管内で脂肪酸とモノグリセリドに分解された後、柔毛の細胞内で再び脂肪へと組み立てられます。この再合成された脂肪は粒子が大きいため、毛細血管の壁を通り抜けることができません。そのため、より隙間の大きいリンパ管へと入り、リンパ液とともに運ばれます。
リンパ管は小腸だけでなく全身に分布しており、血管から漏れ出した血漿成分(組織液)を回収して静脈へと戻す働きも担っています。この循環システムは、体内の水分バランスを保つとともに、免疫細胞であるリンパ球を運ぶことで生体防御にも大きく貢献しています。
コラム
リンパ管の中を流れるリンパ液は、最終的に鎖骨下静脈という太い血管で血液と合流します。また、リンパ管の途中には「リンパ節」と呼ばれる節があり、ここで細菌やウイルスなどの異物をろ過するフィルターのような役割を果たしています。風邪を引いたときに首の付け根が腫れるのは、このリンパ節で免疫反応が活発に行われているためです。
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