まとめ
- 消化を助ける胆汁の生成、栄養の貯蔵と加工、有害物質の解毒、体温の維持を担う人体最大の臓器です。
- 小腸で吸収されたブドウ糖やアミノ酸が門脈を通って最初に運ばれる「体内の化学工場」としての役割を果たします。
- タンパク質の合成や血糖値の調節、熱発生による体温保持など、生命維持に不可欠な多機能を備えています。
解説
肝臓は腹部の右上に位置し、成人で1kgを超える重量を持つ人体最大の臓器です。その働きは非常に多岐にわたり、主に4つの大きな役割があります。第一に「代謝と貯蔵」です。小腸の柔毛から吸収されたブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄え、必要に応じて血液中に放出することで血糖値を一定に保ちます。また、アミノ酸から体に必要なタンパク質を合成する場でもあります。
第二に「解毒作用」です。タンパク質の分解過程で生じる有害なアンモニアを無害な尿素に変えたり、アルコールなどの有害物質を分解したりします。第三に「胆汁の生成」です。脂肪の消化を助ける消化液である胆汁を作り、胆のうへと送ります。第四に「体温の維持」です。肝臓内では絶えず激しい化学反応が行われており、その際に発生する熱が体温を保つ重要な熱源となります。これらの機能から、肝臓は「体内の化学工場」と呼ばれ、生命活動の根幹を支えています。
肝臓は、おなかの右がわにある、体の中で一番大きな臓器です。食べ物からとった栄養をたくわえたり、体に悪いものを消したりする、とても大切な働きをしています。
まず、小腸で吸収された栄養は、一度この肝臓に集められます。ここで栄養を使いやすい形に変えて、必要なときまで貯金のようにたくわえておくのです。また、お酒や薬、体の中でできた毒などを、体に害がないように作り変える「解毒」という仕事もしています。
さらに、あぶらっこい食べ物の消化を助ける「胆汁」という液を作ったり、体温を上げるために熱を作ったりもします。たくさんの仕事をしているので、肝臓は「体の中の化学工場」ともよばれています。
肝臓はとてもがまん強い臓器です。少し悪くなったくらいでは痛みが出ないので「沈黙の臓器」とよばれます。ふだんから好ききらいせずに栄養をとって、肝臓を大切にしましょうね。
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