一般小学生
まとめ
- 赤血球に含まれる、酸素を運搬するための赤い色素タンパク質です。
- 酸素濃度が高い肺などで酸素と結びつき、酸素濃度が低い組織で酸素を放出する性質を持ちます。
- 酸素と結びつくと鮮やかな赤色になり、酸素を離すと黒ずんだ赤色に変化します。
解説
ヘモグロビンは、ヒトを含む脊椎動物の赤血球の中に存在する呼吸色素です。分子の中心に鉄(ヘム鉄)を含んでおり、この鉄が酸素分子と結合することで全身の細胞へ酸素を届けます。
ヘモグロビンの最大の特徴は、周囲の酸素濃度(酸素分圧)に応じて酸素との結合しやすさが変わる点にあります。酸素が豊富な肺胞付近では酸素と強く結合して「酸素ヘモグロビン」となり、逆に酸素が消費されて少なくなっている末梢組織では酸素を切り離します。この仕組みによって、効率的な酸素供給が可能になっています。
小学生のみなさんへ
私たちの血が赤いのは、赤血球の中にある「ヘモグロビン」という色素が含まれているからです。ヘモグロビンは、体の中で酸素を運ぶトラックのような役割をしています。
ヘモグロビンには、酸素が多い肺で酸素をキャッチし、酸素が少なくなった体のすみずみで酸素をはなすという、とても便利な性質があります。
酸素と結びついているときはあざやかな赤色をしていますが、酸素をはなすと黒っぽい赤色に変わります。ケガをしたときに出る血があざやかな赤色なのは、空気中の酸素と結びつくからなのです。
ルラスタコラム
甘エビのおすしに乗っている「青いつぶつぶ」を見たことはありますか?あれはエビの卵です。エビやカニの仲間は、人間のような鉄分ではなく「銅」を使って酸素を運んでいるため、血や卵が青く見えることがあるんですよ。
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