ベネジクト液

一般小学生

まとめ

ベネジクト液
糖(還元糖)を検出するために用いられる青色の試薬で、対象液に加えて加熱することで赤褐色の沈殿を生じる性質を持つもの

解説

ベネジクト液は、硫酸銅(II)水溶液にクエン酸ナトリウムと炭酸ナトリウム混合した試薬です。主にブドウ糖(グルコース)や麦芽糖(マルトース)などの還元糖を検出するために利用されます。糖が存在する場合、加熱によって青色の銅イオンが還元され、酸化銅(I)の赤褐色沈殿が生成されます。

フェーリング液と同様の原理ですが、ベネジクト液はアルカリ性が弱いため保存性が高く、一液で長期間安定して使用できる利点があります。中学・高校の理科実験では、唾液に含まれるアミラーゼがデンプン分解して糖を生成することを確かめる際に必須の試薬として登場します。実験条件(37℃の適温や沸騰後の失活など)による反応の違いを比較することで、酵素の性質を深く理解する教材としても用いられます。

コラム

実験の際は、反応を促進させるために必ず加熱操作が必要です。急激な沸騰を防ぐために沸騰石を入れることや、試験管の口を人に向けないといった安全上の配慮が求められます。

また、セロハン膜を用いた実験では、大きな分子であるデンプンは膜を通り抜けられませんが、唾液によって分解された小さな分子である糖(麦芽糖)は膜を通り抜けます。このとき、膜の外側の水をベネジクト液で調べることで、デンプンが分解されて透過性が変化したことを証明できます。

小学生のみなさんへ

ベネジクト液は、食べ物の中に「糖(とう)」という甘い成分が含まれているかを調べるための青色の液体です。使い方は、調べたいものにベネジクト液を入れて、火で温めるだけ。もし糖が入っていたら、青色からオレンジ色や赤っぽい色に変わります。理科の実験で、食べ物が体に吸収される仕組みを勉強するときによく使われる大事な薬品です。

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