まとめ
【定義】
天体が日周運動によって子午線を通過し、真南の空に来ること。このとき、その天体の高度は一日のうちで最も高くなる。
まとめ
解説
天球上の星々は、地球の自転によって北極星を中心に反時計回りに回転する「日周運動」を行っている。星が東から昇り、天の子午線を横切って真南に到達した際、その高度は最大となる。これが南中である。たとえば冬の代表的な恒星であるオリオン座のベテルギウスや、シリウス、プロキオンからなる「冬の大三角」も、一定の時間を経て南中を迎える。
星の物理的特性において、明るさは「等級」で表され、1等星は6等星の約100倍の明るさを持つ。また、星の色は表面温度を反映しており、赤いベテルギウスは約3,000〜4,000Kと比較的低温だが、青白い星は10,000K以上の高温である。観測の基準となる北極星は、北緯36度の地点では高度36度に位置するように、観測地の緯度と北極星の高度は一致する。
季節ごとに南中する星座は異なり、春の深夜にはおとめ座のスピカなどが南中する。夏の大三角、秋の四辺形、冬の大三角といった季節の指標となる星の並びを理解することは、夜空における天体の位置関係を把握する上で極めて重要である。
小学生のみなさんへ
月が真南(まみなみ)の空にきて、いちばん高い位置に上がるしゅんかんのことを「南中(なんちゅう)」といいます。
地球が自分自身で回っている(自転)せいで、月は太陽と同じように東から出て西へしずむように見えます。しかし、月自身も地球のまわりを回っている(公転)ため、同じ時刻に見える月の位置は、毎日少しずつ東の方へずれていきます。
そのため、月が真南にくる時刻は、毎日同じではありません。前の日よりも、だいたい50分ずつおそくなっていきます。今日、夜の8時に真南に見えた月は、次の日には夜の8時50分ごろにならないと真南にきません。
また、月が地球を一周する時間と、満ち欠けが一周して元の形に戻る時間は、約2.2日のずれがあります。これは、月が地球のまわりを回っている間に、地球も太陽のまわりを動いているため、同じ形に見える位置にくるまでにもう少し時間がかかるからです。
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