学習目安 | 小: A | 中: S | 高: A

地球の公転

一般小学生

まとめ

解説

地球の公転は、地軸の傾きと組み合わさることで、地球上のエネルギー受容に大きな影響を与えます。太陽の南中高度が変化すると、単位面積あたりの日射量が変わり、それが地温地面の温度)の変化を招きます。地温の変化が空気に伝わることで気温が変化するため、太陽高度が最も高い夏に最も暑くなり、低い冬に寒くなるという四季のメカニズムが成立します。

また、天体観測の視点では、地球が公転軌道上を移動することによって、地球から見た太陽や恒星の相対的な位置が変化します。太陽は星座の間を1年かけて一周するように見え(黄道)、恒星は毎日約1度ずつ早く昇るようになります。これが、季節によって見えやすい星座が異なる理由です。

さらに、地球の公転は月の満ち欠け日食発生条件にも深く関わっています。月も地球の周りを公転していますが、地球・月・太陽が一直線に並ぶことで日食が起こります。ただし、地球の公転面(黄道面)と月の公転面(白道面)には約5度のズレがあるため、新月のたびに必ず日食が発生するわけではありません。

コラム

地球の公転軌道は完全な円ではなく、わずかに歪んだ楕円形をしています。そのため、地球と太陽の距離は時期によって変化しますが、この距離の差よりも「地軸の傾きによる太陽高度の変化」の方が、季節の気温差に与える影響ははるかに大きいです。

また、観測地点の経度が異なると、太陽が真南に来る「南中時刻」も異なります。例えば、東経139度の東京と東経130度の長崎では、地球の自転と公転の関係から、南中時刻に約36分の差が生じます。こうした天文現象の計算は、入試や試験でも頻出のポイントとなります。

小学生のみなさんへ

地球は、太陽のまわりを1年かけて1しゅうしています。この動きを「公転こうてん」といいます。地球が太陽のまわりを回っているおかげで、季節(きせつ)が春、夏、秋、冬と変化します。

地球は少しななめにかたむいたまま太陽のまわりを回っています。そのため、太陽の光が当たる角度が変わり、地面があたたまる強さが変わります。これが、季節によって気温が変わる理由です。

また、地球が動いているので、夜空に見える星の位置も少しずつズレていきます。1か月たつと、同じ時間に同じ場所を見ても、星は少し西に動いて見えます。これを星の「年周運動ねんしゅううんどう」と呼びます。

ルラスタコラム

「夏が暑いのは、地球が太陽に近づくから」と思っていませんか?実は、日本が夏のとき、地球は太陽から一番遠い場所にいます。暑くなる本当の理由は、地球がななめに傾いているせいで、太陽の光が真上から強く差し込むようになるからなのです。

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