リパーゼ

一般小学生

まとめ

リパーゼ
すい液に含まれる消化酵素の一種で、脂肪脂肪酸とモノグリセリドに加水分解する働きを持つ酵素

解説

リパーゼは、主にすい臓で作られ、すい液として十二指腸に分泌される脂質消化の主役となる酵素です。食物に含まれる中性脂肪(トリグリセリド)に作用し、小腸吸収可能な形である脂肪酸モノグリセリドへと分解します。

脂質は水に溶けにくいため、そのままではリパーゼが効率よく働くことができません。そこで、肝臓で作られ胆のうから分泌される「胆汁」が、脂質を細かな粒子にする「乳化」という作業を行います。この乳化によって表面積が増えた脂肪滴に対してリパーゼが作用することで、消化がスムーズに進むようになります。

コラム

リパーゼによって分解された脂肪酸とモノグリセリドは、小腸の絨毛から吸収された後、再び脂肪に合成されてリンパ管へと運ばれます。また、リパーゼはすい液以外にも、胃液や母乳、さらには植物種子などにも存在し、エネルギー代謝において重要な役割を担っています。試験対策としては、分泌場所(すい臓)、働く場所(小腸)、分解対象(脂肪)、分解後の物質(脂肪酸・モノグリセリド)の4点を正確に把握しておくことが不可欠です。

小学生のみなさんへ

リパーゼは、わたしたちの体の中にある「消化酵素こうそ」という仲間のひとつです。主に「すい液」というえき体の中に含まれていて、食べ物の中にある「脂肪しぼう(あぶら)」をバラバラに分かいする役わりを持っています。

あぶらは水に溶けにくいため、そのままでは体に吸収きゅうしゅうすることができません。そこでリパーゼが、あぶらをとても小さな粒に作り変えて、体が栄養として取り込めるように助けてくれるのです。リパーゼのおかげで、わたしたちはお肉やげ物などのあぶらっこい食べ物も、エネルギーに変えることができます。

ルラスタコラム

リパーゼは、実は洗剤せんざいの中にも入っていることがあります。服についた食べこぼしのあぶらよごれを分かいして落としやすくするために、リパーゼの力が利用されているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 リパーゼは、主にどのような物質を分解する酵素ですか。
脂肪(脂質)を分解します。
【応用】 リパーゼが効率よく働くために、肝臓で作られる胆汁が行う働きを何といいますか。
乳化(脂肪を細かな粒子にして、リパーゼが反応しやすくする働き)。
【実践】 リパーゼによって脂肪が分解された後、最終的にどのような物質に変化しますか。2つ答えてください。
脂肪酸とモノグリセリド。

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