まとめ
- 胸部を囲む12対の骨で、胸椎や胸骨とともに「胸郭(きょうかく)」を構成する骨格です。
- 心臓や肺などの重要な臓器を外部の衝撃から保護する物理的な障壁としての役割を担っています。
- 外肋間筋や横隔膜と連動して動くことで、胸腔内の容積を変化させ、肺への空気の出入りを制御する呼吸運動の要です。
解説
ろっ骨は、背中側の胸椎から体の前方にある胸骨へとつながる扁平骨です。全部で12対あり、そのうち上方の7対は胸骨に直接結合し、下方の5対のうち下の2対は胸骨につながらない「浮遊肋(ふゆうろく)」と呼ばれます。ろっ骨の最も重要な機能の一つは、呼吸を物理的に補助することです。
肺自体には筋肉が存在しないため、自力で膨張・収縮することができません。そのため、ろっ骨の間にある外肋間筋が収縮してろっ骨が引き上げられ、同時に横隔膜が収縮して下がることで、胸腔の容積が拡大します。このとき、胸腔内の圧力が外気圧よりも低くなる(陰圧になる)ため、空気が自然と肺に流れ込みます。これが「吸気」のメカニズムです。逆に、これらの筋肉が緩むとろっ骨が下がり、胸腔の容積が減少して空気が押し出されます(呼気)。
ろっ骨は、胸のまわりをぐるりと囲んでいる骨のことです。左右に12本ずつ、合わせて24本の骨があります。ろっ骨の大きな役目は、中にある大事な心臓や肺を、外からの衝撃から守ることです。
また、私たちが息を吸ったりはいたりするときにも、ろっ骨は大切な働きをしています。肺には筋肉がないので、自分では動けません。そこで、ろっ骨のまわりの筋肉が縮んでろっ骨が上に持ち上がると、胸のスペースが広がって、空気が肺に入ってきます。反対に、ろっ骨が下がると胸のスペースがせまくなり、空気が外に押し出されます。
肺の奥にある「肺胞」という小さな袋では、体に必要な酸素を取りこみ、いらなくなった二酸化炭素を出す「気体交換」が行われています。はき出した息の中に二酸化炭素が含まれていることは、石灰水が白くにごることで確かめることができます。
ろっ骨は、実はとてもしなやかな骨です。呼吸をするたびに動かなければならないので、前の方は「肋軟骨」というやわらかい軟骨でできています。このおかげで、胸を大きくふくらませることができるのです。
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