一般小学生
まとめ
- 肋骨の間にある筋肉(肋間筋)を動かし、胸郭を広げたり縮めたりすることで行う呼吸法です。
- 肺そのものには筋肉がないため、周囲の骨格や筋肉の動きによって生じる気圧の差を利用して空気を出し入れします。
- 主に運動時や緊張時、あるいは意識的な深呼吸の際に行われる呼吸の形態です。
解説
胸式呼吸は、肋間筋が収縮して肋骨を引き上げることで、胸の中の空間(胸郭)を左右や前後に広げる仕組みです。胸郭が広がると内部の圧力が下がり、外気が自然に肺へと流れ込みます。逆に肋間筋が緩むと胸郭が狭まり、肺が押しつぶされて空気が外へ排出されます。
呼吸によって取り込まれる空気(吸気)と吐き出される空気(呼気)では、成分の割合が変化します。吸気には約21%の酸素と約0.04%の二酸化炭素が含まれていますが、呼気では酸素が約16%に減り、二酸化炭素が約4%に増加します。これは、肺胞でのガス交換によって、血液中の二酸化炭素が排出され、酸素が取り込まれるためです。
小学生のみなさんへ
わたしたちがふだん、むねを大きく動かして息をすることを「胸式呼吸」といいます。走ったあとにハアハアと肩を上下させて息をするときや、ラジオ体操で深呼吸をするときなどは、この呼吸法をよく使っています。
肺には筋肉がないので、自分だけでふくらむことはできません。そのかわり、まわりの骨や筋肉が動いて、肺が入っている箱のような部分を広げたり、せまくしたりしています。そうすることで、外の空気を吸いこんだり、中の空気をはき出したりしているのです。
吸った空気と、はき出した空気では、中身が少しちがいます。体の中で使われたあとの「二酸化炭素」という気体が、はき出した空気にはたくさん入っています。理科の実験では、石灰水という液体を使って、この二酸化炭素があるかどうかを調べることができます。
ルラスタコラム
はき出した息を石灰水に入れると、ミルクのように白くにごります。これは二酸化炭素が入っている証拠です。自分の息で色が変わるなんて、おどろきですね!
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