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種子

種子

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 植物の次世代を担う休眠状態の個体であり、将来の植物体となる「胚」と、成長に必要な「養分」が「種皮」に包まれた構造体です。
  • 養分を蓄える場所の違いにより、胚乳を持つ「有胚乳種子」と、子葉に蓄える「無胚乳種子」に分類されます。
  • 発芽には「水・温度酸素」の3つの環境条件が不可欠であり、これらが揃うことで代謝が活性化し、成長が始まります。

解説

種子は、受粉後に胚珠が発達して形成されるもので、植物のライフサイクルにおける重要な起点となります。内部には、将来の葉・茎・根となる「胚」が含まれており、これがいわば赤ちゃんの状態です。胚はさらに、幼芽(ようが)、胚軸(はいじく)、幼根(ようこん)といった部位に分化しています。

種子は発芽のための養分をどこに蓄えるかによって、大きく2つのタイプに分けられます。カキ、トウモロコシ、イネなどのように、胚の外部にある「胚乳(はいにゅう)」という組織に養分を蓄えるものを「有胚乳種子」と呼びます。一方で、インゲンマメアブラナのように、成長の過程で胚乳が退化し、ふくらんだ「子葉(しよう)」に養分を蓄えるものを「無胚乳種子」と呼びます。

コラム

種子が発芽するためには、水、適切な温度、酸素の3条件が同時に揃う必要があります。水は種子を膨らませて内部の酵素を活性化させ、温度は化学反応を促進します。そして酸素は、呼吸によって成長に必要なエネルギーを取り出すために使われます。

なお、一部の植物(レタスやタバコなど)では、これら3条件に加えて「光」が必要な「好光性種子」も存在します。逆に、光によって発芽が抑制される「嫌光性種子」もあり、植物は環境に合わせて発芽のタイミングをコントロールしています。

小学生のみなさんへ

種子(しゅし)は、植物の「命のカプセル」のようなものです。中には、これから芽を出して茎や根になる「はい」という小さな赤ちゃんが入っています。また、芽が出てから自分で栄養を作れるようになるまでの間に使う「お弁当(栄養)」もいっしょに詰まっています。

この栄養をどこに持っているかは、植物の種類によってちがいます。カキやトウモロコシのように「胚乳はいにゅう」という場所に栄養をためるものもあれば、インゲンマメのように「子葉(しよう)」という葉っぱの部分に栄養をためるものもあります。

種が芽を出すためには、水と、ちょうどよい温度、そして空気にふくまれる酸素の3つが必要です。この3つがそろうと、種は眠りからさめて、力強く育ち始めます。

ルラスタコラム

世界で一番大きな種は「オオミヤシ」というヤシの仲間で、重さが20キロ以上になることもあります。逆に、ランの種はホコリのように小さくて、風に乗って遠くまで運ばれます。植物によって、種の形や大きさはさまざまなんですね。

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