一般小学生
まとめ
- 太陽放射のエネルギーが最大になる時刻と、地温や気温がピークに達する時刻の間に生じる時間的なずれのこと。
- 熱の伝達(放射・伝導・対流)に時間を要することが主な原因であり、1日の変化だけでなく1年を通した季節変化にも見られる。
- 地表から地下深層へ熱が伝わる際にも発生し、地下の温度安定性や季節による体感温度の逆転現象に関与する。
解説
気象観測において、太陽が真南に来て高度が最大になる「南中」は正午(12時)である。しかし、実際に地温が最高になるのは約1時間後の13時頃、気温が最高になるのは約2時間後の14時頃となる。これは、太陽光が直接空気を温めるのではなく、まず地表面が放射エネルギーを吸収して温まり、その地表面の熱が接触する空気に伝わるというプロセスを経るためである。
このタイムラグは季節単位でも発生する。北半球で太陽高度が最も高くなるのは6月の夏至であるが、1年で最も暑い時期は8月上旬頃になる。これは、地面や海水が温まるまでに膨大な熱量を蓄積する必要があり、気温を押し上げるまでに約1〜2ヶ月の遅れが生じるためである。
小学生のみなさんへ
太陽が一番高いところに来るのはお昼の12時ですが、1日で一番あつくなるのは午後2時ごろです。このように、原因が起きてから結果が出るまでの時間のずれを「タイムラグ」と言います。
太陽の光は、まず地面を温めます。そのあと、温まった地面がまわりの空気を温めるので、空気が温まるまでに時間がかかるのです。同じように、1年の中で太陽が一番高くなるのは6月ですが、一番あつくなるのは8月です。海や地面が温まるのには、とても長い時間がかかるからです。
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