大気圧

大気圧

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

理科地学天気の変化気圧

解説

大気圧は、空気の分子重力によって引き寄せられ、地表を押すことで発生します。気象観測の基準となる1013hPaは「標準大気圧」と呼ばれます。気圧は場所や時間によって常に変化しており、この気圧の差(気圧傾度)が空気を動かし、風を発生させる原動力となります。

標高が高くなると大気圧が下がるため、密閉された容器内の空気は膨張します。山頂でスナック菓子の袋が膨らむのはこのためです。また、圧力が下がると液体蒸気になろうとする力が相対的に強まるため、沸点が下がります。富士山の頂上(約630hPa)では、水は約88度で沸騰してしまいます。

コラム

日本の天気に大きな影響を与える「気団」も、巨大な高気圧の塊です。夏に発達する小笠原気団や冬のシベリア気団などが、日本周辺の気圧配置を決定づけます。また、熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が17.2m/s以上になったものを「台風」と呼び、中心付近では非常に強い上昇気流が発生しています。

沿岸部で見られる海風・陸風は、比熱の小さい陸地が海よりも早く温まり、あるいは冷えることで生じる局地的な気圧差によるものです。この風向きが入れ替わる朝夕の無風状態を「凪(なぎ)」と呼びます。

小学生のみなさんへ

私たちのまわりには空気がたくさんあります。空気には重さがあり、その重さが地面や私たちをギュッと押しています。この空気の重さによる力のことを大気圧たいきあつ、または単に気圧といいます。

高い山に登ると、自分の頭の上にある空気の量が少なくなるので、この押す力も弱くなります。山の上でお菓子の袋がパンパンにふくらむのは、袋の外から押す力が弱くなって、中の空気が広がろうとするからです。また、高い山の上では、水が100度になる前にわき出してしまうという不思議な現象げんしょうも起こります。

空気は、押す力が強い「高気圧こうきあつ」から、弱い「低気圧ていきあつ」へと流れる性質があります。これが「風」の正体です。昼間に海から陸へ吹く風や、夜に陸から海へ吹く風も、太陽の熱で地面と海の温度が変わることで生まれる気圧の差が原因です。

ルラスタコラム

熱いお湯を少し入れた空き缶にふたをして、急に冷やすとベコッとつぶれることがあります。これは、缶の中の空気が冷えて押し返す力が弱まり、外側からの強い大気圧に負けてしまうために起こるんですよ。

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