まとめ
- 日光や雨の侵入を防ぎつつ、風通しを確保するために板を一定の間隔で斜めに並べた構造のこと。
- 主に百葉箱の壁面に採用されており、外からの放射熱を遮断して正確な気温を測定する役割を持つ。
- 気象観測において、周囲の環境変化に影響されない観測環境を維持するための重要な仕組みである。
解説
気温を正確に測定するためには、直射日光を避け、かつ風通しの良い場所で観測を行う必要があります。その理想的な環境を作るのが「百葉箱」であり、その壁面には「よろい戸」が用いられています。よろい戸は、板を斜めに隙間をあけて配置することで、外からの放射熱や地面からの照り返しを遮りつつ、外気が箱の内部を自由に通り抜けるように設計されています。
百葉箱自体にも正確な測定のための工夫が凝らされています。日光を反射しやすいように白く塗られた木製であり、地面からの熱の影響を避けるために4本の足で地面から約1.5mの高さに設置されます。また、扉を開けた際に日光が直接中に入らないよう、扉は北向きに設置するのが原則です。このように、よろい戸を含む百葉箱の構造全体が、純粋な空気の温度を測るために機能しています。
学校の校庭にある白い箱、「百葉箱」を見たことがありますか?その箱のまわりをよく見ると、板がななめに重なって、すき間があいた作りになっています。これが「よろい戸」です。
よろい戸の役目は、太陽の光や雨が箱の中に入らないようにしながら、風だけをスイスイ通すことです。気温を正しく測るためには、太陽の光が直接温度計にあたってはいけません。でも、風が通らない場所に閉じこめてしまうと、箱の中の温度が上がりすぎてしまいます。そこで、よろい戸を使って「日かげで風通しのよい場所」を作り出しているのです。
また、地面からの熱が伝わらないように箱を高い場所に置いたり、太陽の光をはね返すために白くぬったりと、正しい気温を知るためにたくさんの工夫がされています。
百葉箱の扉は、必ず「北向き」についているのを知っていますか?これは、扉を開けて中をチェックするときに、太陽の光が中に入りこまないようにするためです。細かいところまで、正しく測るための工夫がつまっているんですね!
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