まとめ
- 地上付近から高度約2000mまでの低高度に形成される雲の総称。
- 十種雲形(じっしゅうんけい)の分類において、層積雲、積雲、層雲の3種類がこれに該当する。
- 気象観測では、これらの雲の動きとともに、雨量計を用いた降水量の測定も重要視される。
解説
雲は発生する高度や形状によって10種類に分類され、これを「十種雲形」と呼びます。このうち、最も低い高度(2000m以下)に位置するグループが下層雲です。具体的には、うね雲とも呼ばれる「層積雲」、綿雲として親しまれる「積雲」、霧のように広がる「層雲」の3つが含まれます。
気象観測において、雲の状態と密接に関係するのが降水量です。降水量は、雨量計を用いて「降った雨がどこにも流れ出さずに溜まった場合の深さ」をミリメートル(mm)単位で測定します。現代の気象観測で広く使われているのは「転倒ます型雨量計」という装置です。
この装置の内部には、シーソーのような構造をした2つの「ます」があります。一定量(通常は0.5mm相当)の雨水が片方のますに溜まると、その重みでますが反転し、もう片方のますに雨水が溜まり始める仕組みです。この反転した回数を電気信号として記録することで、遠隔地からでもリアルタイムで正確な降水量を算出することが可能になっています。
空に浮かんでいる雲は、地面からの高さによっていくつかのグループに分けられています。その中で、地面に近いところから高さ2000メートルくらいまでの低い場所にできる雲のことを「下層雲(かそううん)」と呼びます。
下層雲には、層積雲、積雲、層雲の3つの種類があります。わたしたちの生活に一番近い場所にある雲たちです。
また、雲から降ってくる雨の量を測るには「雨量計(うりょうけい)」という道具を使います。雨量計の中には、小さな「ます」がシーソーのようについているものがあります。雨がたまると「ます」がバタンとたおれる仕組みになっていて、そのたおれた回数を数えることで、何ミリメートルの雨が降ったのかを正確に知ることができるのです。
雨の量を「ミリメートル」で表すのはなぜでしょうか。それは、広い場所でもせまい場所でも、雨がたまる「深さ」は同じだからです。大きなバケツでも小さなコップでも、雨ざらしにしておけば同じ深さまで水がたまります。だから、深さを測ればその場所の雨の強さがわかるのですね。
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