上昇気流

上昇気流

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

上昇気流は、熱の伝達形態の一つである「対流」によって生じます。太陽放射によって地面が温められると、それに接している空気が熱を受け取り、体積膨張します。膨張した空気は単位体積あたりの重さ(密度)が周囲の空気よりも小さくなるため、浮力を得て上空へと昇っていきます。これが上昇気流の基本的な発生メカニズムです。

上昇した空気は、上空の低い気圧にさらされることで「断熱膨張」を起こします。このとき、外部から熱を補給せずに膨張するためのエネルギーとして内部の熱が使われるため、空気自体の温度が急激に下がります。温度が下がって露点に達すると、空気中の水蒸気が凝縮して水滴や氷の粒に変わり、雲が形成されます。このため、上昇気流が卓越する領域では低気圧が形成され、天候が崩れる傾向にあります。

コラム

上昇気流には、地表の加熱によるもののほかに、いくつかの発生パターンがあります。例えば、暖かい空気が冷たい空気の上に乗り上げる「温暖前線」や、寒気が暖気を押し上げる「寒冷前線」付近、また風が山の斜面にぶつかって強制的に押し上げられる「地形性の上昇気流」などです。対照的に、空気が冷やされて密度が増し、重くなって下降する動きは「下降気流」と呼ばれ、高気圧晴天の要因となります。

小学生のみなさんへ

地面が太陽の光で温められると、その上にある空気も一緒に温められます。空気は温まると、ふくらんで軽くなる性質があります。軽くなった空気が、空の高いところへ向かってふわふわと昇っていく動きのことを「上昇気流じょうしょうきりゅう」といいます。

空気が上の方へ行くと、まわりの気圧きあつが低くなるため、空気はさらに大きくふくらみます。このとき、空気の温度が急に下がるという不思議な現象げんしょうが起きます。温度が下がると、空気の中にいられなくなった水分が小さな水滴に変わり、それが集まって「雲」になります。だから、上昇気流じょうしょうきりゅうが起きている場所では、雲ができて雨が降りやすくなるのです。

ルラスタコラム

山に「かさ」のような形の雲がかかっているのを見たことはありませんか?これは、風が山の斜面しゃめんにぶつかって無理やり上に押し上げられ、上昇気流じょうしょうきりゅうが発生することでできる雲です。昔から「富士山笠雲がかかると雨が降る」と言われていますが、これは科学的にも正しい言い伝えなんですよ。

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