まとめ
- 天体の明るさを表す等級のうち、最も明るいグループに属する星の総称。
- 現代の定義では、6等星のちょうど100倍の明るさを持つ星の等級を指す。
- 全天に21個存在し、星の表面温度によって青白から赤まで異なる色彩を放つ。
解説
天体の明るさは「等級」という単位で区分されます。これは古代ギリシャのヒッパルコスが、最も明るい星々を1等星、肉眼で辛うじて見える星を6等星と定めたことに由来します。19世紀、ノーマン・ポグソンにより「5等級の差が100倍の光量差に相当する」と定義し直されました。これにより、1等級の差は約2.5倍(100の5乗根)の明るさの差として数値化されています。
自ら光を放つ恒星は、その表面温度によって色が異なります。表面温度が約30,000度以上の高温な星は青白く見え、約6,000度の星は黄色、約3,000度程度の比較的低温な星は赤く見えます。例えば、オリオン座の1等星であるリゲルは青白く、ベテルギウスは赤色を呈しており、これらは星の進化段階や物理的特性を反映しています。
1等星を含む恒星の動きは、地球の運動に依存しています。地球の自転により、星は北極星を中心に1時間に15度回転する「日周運動」を行い、地球の公転により1ヶ月に30度(1日に約1度)移動する「年周運動」を見せます。この規則性により、季節ごとに「夏の大三角(デネブ、ベガ、アルタイル)」や「冬の大三角」といった特定の1等星の並びを観測することができます。
夜空にかがやく星の中で、もっとも明るく見えるグループの星を「1等星(いっとうせい)」とよびます。大昔のギリシャの学者が、一番明るい星を1等星、肉眼でギリギリ見える暗い星を6等星と決めたのが始まりです。
今の理科の決まりでは、1等星は6等星よりも100倍明るいと決められています。星の明るさが1つ変わるごとに、明るさは約2.5倍ずつ変わります。このような明るさのランクを等級といいます。夜空全体では、1等星は全部で21個しかありません。
また、星には色のちがいがあります。これは星の表面温度に関係しています。温度がとても高い星は青白く見え、温度が低めの星は赤っぽく見えます。たとえば、オリオン座のリゲルは青白く、ベテルギウスは赤色をしています。
星は地球の自転や公転によって動いて見えます。1時間に15度動く「日周運動」や、1か月で30度動く「年周運動」によって、季節ごとに見える1等星の種類が変わるのです。
昼間に星が見えないのは、太陽の光が強すぎるからです。でも、星が消えたわけではありません。皆既日食(かいきにっしょく)で太陽が隠れたときや、とても明るい金星などは、昼間でも見えることがあるんですよ。
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