まとめ
【定義】
地球が太陽の周囲を約1年かけて一周する運動のこと。この運動により、天球上の恒星は1日に約1度ずつ西へ動く「年周運動」として観測される。
学習の要点
- 重要語句:年周運動、同期回転、日食の発生条件、月の満ち欠け。
- 用語の意義:地球の公転は星の見かけの動きを規定し、月の公転運動と組み合わさることで、満ち欠けや日食といった複雑な天文現象の基礎を構成する。
解説
地球が太陽の周りを公転することで、遠方の恒星は1日に約1度ずつ東から西へ移動して見える。これに対し、月は地球の周りを公転しており、星に対して西から東へ位置を変えていく。この公転運動によって太陽・月・地球の相対的な位置関係が変化し、月の満ち欠けが生じる。
月の運動における特筆すべき事象として、自転周期と公転周期が一致していることが挙げられる。このため、月は常に同じ面を地球に向けて回る「同期回転」を行っている。地球から月の裏側を直接観測することができないのはこのためである。
また、太陽・月・地球がこの順で一直線上に並ぶ際、月の影が地球にかかることで日食が発生する。日食は必ず新月の日に起こる現象であるが、地球の公転面(黄道面)と月の公転面(白道面)が約5度傾いているため、新月のたびに必ず日食が起こるわけではない。
補足
地球の公転軌道は完全な円ではなく、わずかに歪んだ楕円形である。また、地軸が公転面に対して約23.4度傾いていることが、日本のような中緯度地域における四季の変化を生む主因となっている。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
地球が太陽のまわりを1年かけて1周することを「公転(こうてん)」といいます。地球が動いているために、夜空の星の位置は毎日少しずつ西の方へ動いて見えます。
月も地球のまわりを公転しています。この動きによって、月の形が変わって見える「満ち欠け」がおこります。月は、地球のまわりを回る時間と、自分自身が回る(自転する)時間がぴったり同じです。そのため、月はいつも同じ面を地球に向けています。
太陽、月、地球が一直線に並んだとき、太陽が月にかくされる「日食」がおこります。日食は月が太陽と同じ方向にある「新月」のときにおこりますが、月が通る道は少しななめになっているので、新月の日でも毎回かならずおこるわけではありません。
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