南回帰線

一般小学生

まとめ

【定義】
南緯23.4度の緯線。北半球における冬至の日に、太陽が天頂(真上)を通過する地点を結んだ線を指す。

学習の要点

  • 重要語句:緯度、経度、本初子午線、日本標準時子午線、南中高度
  • 用語の意義:地球の公転面に対する地軸の傾き(約23.4度)によって生じる、太陽が直射する南限の境界線である。

解説

地球上の位置を示す仕組みとして、赤道を0度、南北の両極を90度とする角度を「緯度」と呼ぶ。緯度は太陽の南中高度や各地の気温を左右する重要な要素であり、南緯23.4度に位置する南回帰線は、熱帯の外縁部を示す指標となる。

一方、北極から南極へ引かれた垂直の線を「経度」と呼ぶ。これはイギリスの旧グリニッジ天文台を通る本初子午線を0度とし、東経・西経それぞれ180度までの広がりを持つ。経度の違いは各地の太陽が真南に来る時刻(南中時刻)の差を生み、各国の「標準時」を決定する基準となる。

日本では、兵庫県明石市を通る東経135度の線が「日本標準時子午線」として定められている。札幌、東京、那覇といった国内の主要都市は、この子午線を基準とした同一の標準時を用いているが、厳密な南中時刻や太陽の動きは、それぞれの都市が位置する緯度・経度によって異なっている。

補足
南回帰線は英語で「Tropic of Capricorn(磨羯宮の回帰線)」と呼ばれる。これは、かつて冬至の時期に太陽が山羊座(磨羯宮)の位置にあったことに由来する。現在は地球の歳差運動により、冬至の時期の太陽は射手座付近に位置している。

小学生のみなさんへ

南回帰線(みなみかいきせん)は、赤道(せきどう)よりも南側にある、南緯23.4度の線のことです。北半球が「冬至(とうじ)」になる12月ごろに、お昼の太陽がちょうど真上にくる場所をつなげた線です。

地球の位置を表すときには、横の線の「緯度(いど)」と、たての線の「経度(けいど)」を使います。緯度は赤道を0度として、北や南にどれくらいはなれているかを表します。緯度がちがうと、太陽の高さや気温が変わります。

たての線の経度は、イギリスを通る線を0度として、東や西にどれくらいはなれているかを表します。経度がちがうと、お昼の時間がずれたり、「時差(じさ)」が生まれたりします。日本では、兵庫県の明石市(あかしし)を通る「東経135度」の線が、日本の時間を決める基準になっています。

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