まとめ
- 乾球温度計と湿球温度計の2つの示度の差を利用して、空気中の湿度を算出する測定装置。
- 湿球の球部を湿らせた布で包み、水の蒸発に伴う気化熱によって温度が下がる原理を利用している。
- 正確な気象観測を行うため、通常は直射日光や雨を防ぐ百葉箱の中に設置される。
解説
乾湿計は、空気の温度をそのまま示す「乾球温度計」と、球部を水で湿らせたガーゼなどで包んだ「湿球温度計」を並べた構造をしています。湿度が低い(空気が乾燥している)ときほど、湿球の表面から水が盛んに蒸発し、その際に周囲の熱を奪う「気化熱」の作用によって湿球の温度が下がります。
このため、乾球と湿球の温度差を読み取り、専用の「乾湿計換算表」に当てはめることで、その地点の湿度を求めることができます。湿度が100%のときは蒸発が起こらないため、乾球と湿球の示度は等しくなります。気象観測においては、これらの計器を「百葉箱」に収めます。百葉箱は、日光を反射する白塗りの外壁や、風通しを良くするための「よろい戸」構造、直射日光が入らないように北向きに設置された扉など、正確な気温・湿度測定のための工夫が凝らされています。
乾湿計は、空気のしめりぐあい(湿度)をはかるための道具です。ふつうの温度計と、ぬれた布をまいた温度計の2本がならんでいます。
空気がかわいていると、ぬれた布から水がどんどん蒸発して、温度計の熱をうばっていきます。すると、ぬれた方の温度計はふつうの温度計よりも温度が低くなります。この2つの温度の差を見て、どれくらい空気がしめっているかを計算するのです。
学校にある白い箱「百葉箱」の中に、この乾湿計が入っています。太陽の光が直接あたると正しい温度がはかれないので、箱に入れて守っているのですね。
気温が一番高くなるのは、お昼の12時ではなく午後2時ごろです。これは、太陽が地面をあたためて、その地面の熱が空気に伝わるまでに時間がかかるからなんですよ。地面が一番あつくなるのは午後1時ごろ、空気が一番あつくなるのは午後2時ごろと、順番に熱が伝わっていくのです。
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