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二酸化炭素

二酸化炭素

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

二酸化炭素
炭素を含む物質の燃焼や生物の呼吸によって発生し、石灰水を白く濁らせる性質を持つ、空気より重い無色・無臭の気体

解説

二酸化炭素(CO₂)は、化学反応における量的関係の理解において極めて重要です。実験室では石灰石(炭酸カルシウム)にうすい塩酸を加えて発生させますが、このとき反応する石灰石の質量と発生する気体の体積は比例します。しかし、反応する物質の量には決まった割合があるため、ある一定量を超えると一方の物質を増やしても気体は発生しなくなります。この「反応の限界点」をグラフから読み取り、過不足なく反応する物質の量を計算する問題は入試の頻出事項です。

生物学的には、植物の「光合成」と「呼吸」のバランスを理解することが不可欠です。光合成は光があるときのみ行われ二酸化炭素を吸収しますが、呼吸はすべての生きた細胞で24時間行われ、二酸化炭素を放出しています。また、葉の裏にある「気孔」は二酸化炭素の取り込み口であると同時に、水蒸気を放出する「蒸散」の出口でもあります。蒸散量は葉の表裏やくきで異なり、これらを実験データから計算させる問題も重要です。

項目 光合成 呼吸
気体の出入り 二酸化炭素を吸収・酸素を放出 酸素を吸収・二酸化炭素を放出
行われる場所 葉緑体のある細胞 すべての生きた細胞
行われる時間 光があるときのみ 常に(24時間)
コラム

二酸化炭素は水に少し溶けて弱酸性(炭酸水)を示し、BTB溶液を黄色に変えます。また、火のついた線香を近づけると火が消える性質(不燃性・消火性)があります。生態系においては、生産者(植物)が取り込んだ炭素が食物連鎖を通じて消費者(動物)へ渡り、呼吸や分解者(菌類・細菌類)の働きによって再び大気中へ戻るという循環を形成しています。実験では、塩化コバルト紙を用いて蒸散による水分の発生を確認したり、発芽中の種子が呼吸によって熱を出し、周囲の酸素を消費して二酸化炭素を出す様子を観察したりすることで、その性質を深く理解できます。

小学生のみなさんへ

二酸化炭素にさんかたんそは、わたしたちのまわりの空気の中にふくまれている気体です。人間や動物が呼吸こきゅうをするときに体の中から出されたり、物を燃やしたりしたときに出てきます。

この気体には、石灰水せっかいすいを白くにごらせるという大きなとくちょうがあります。また、植物が太陽の光をあびて栄養分を作る「光合成こうごうせい」の材料としても使われます。ふだんは目に見えませんが、地球の温度をあたたかく保つ役割も持っています。しかし、増えすぎると「地球温暖化ちきゅうおんだんか」の原因になってしまうため、世界中で注目されています。

ルラスタコラム

アイスクリームなどを冷やすときに使う「ドライアイス」は、実は二酸化炭素をこおらせて固めたものなんだよ。ドライアイスがとけると、液体にならずにそのまま気体の二酸化炭素にもどるんだ。不思議だね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 二酸化炭素を石灰水に通すと、どのような変化が見られますか。
石灰水が白く濁ります。
【応用】 植物が行う「光合成」と「呼吸」において、二酸化炭素の出入りにはどのような違いがありますか。
光合成では二酸化炭素を吸収し、呼吸では二酸化炭素を放出します。また、光合成は光があるときのみ行われますが、呼吸は24時間絶えず行われます。
【実践】 実験で石灰石に塩酸を加えて二酸化炭素を発生させるとき、石灰石の量を増やし続けても気体の発生量が途中で増えなくなるのはなぜですか。
反応する相手である塩酸がすべて使い切られてしまい、反応が限界に達するためです。

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