学習目安 | 小: A | 中: A | 高: S

ちっ素

一般小学生

まとめ

解説

地球の大気は、約78%のちっ素と約21%の酸素を主成分とし、微量のアルゴン二酸化炭素などが含まれています。ちっ素は、植物が体内でタンパク質を作る際の重要な材料であり、リン、カリウムと並んで「肥料の3要素」に数えられます。自然界では、雷や特定の微生物の働きによって、植物が吸収できる形に変化(固定)され、生命の循環を支えています。

産業面では、ちっ素は他の物質と反応しにくい性質を利用し、ポテトチップスなどの袋に充填して酸化を防いだり、精密機器の製造工程で使われたりします。また、高圧ガスボンベの識別色において、ちっ素は「ねずみ色(灰色)」と定められています。一方で、化石燃料燃焼時に発生するちっ素酸化物は、酸性雨の原因となるなど環境への影響も指摘されています。

コラム

ちっ素分子原子同士が非常に強い「三重結合」で結ばれているため、常温では極めて安定しています。このため、酸素のように物が燃えるのを助ける働き(助燃性)や、水素のように自ら燃える性質(可燃性)はありません。また、マイナス196度まで冷やすと液体(液体ちっ素)になり、医療現場での細胞保存や、超電導の研究、食品の急速冷凍などに活用されています。

小学生のみなさんへ

わたしたちのまわりにある空気の中で、一番たくさんふくまれているのが「窒素ちっそ」という気体です。空気の約4分の3以上がこの窒素ちっそでできています。

窒素ちっそは、植物が元気に育つための「肥料ひりょう」の大切な成分せいぶんになります。また、わたしたちの体をつくる「タンパク質」のもとにもなる、生き物にとってなくてはならない存在です。

ふだんは目に見えず、においもありません。ほかのものと反応しにくいという特徴があるため、お菓子の袋の中に空気のかわりに入れて、中身がくさるのを防ぐためにも使われています。

ルラスタコラム

液体になった窒素ちっそは、なんとマイナス196度というおどろきのつめたさです!バラの花を入れると一瞬でカチコチにこおって、手でたたくと粉々にわれてしまうんですよ。

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