一般小学生
まとめ
解説
キップの装置は、1844年にオランダの薬剤師ペトルス・キップによって考案された、気体を効率的に発生させるためのガラス製器具です。この装置は、縦に並んだ3つの容器が組み合わさった構造をしています。中央の容器に粒状の固体(石灰石や亜鉛など)を入れ、上部の容器から液体(希塩酸や希硫酸など)を注ぎ入れることで使用します。
最大の特徴は、気体の発生を自動で制御できる点にあります。コックを開けると、液体が中央の容器に流れ込み、固体と接触して反応が始まります。逆にコックを閉じると、発生した気体の逃げ場がなくなり、中央容器内の圧力が高まります。この圧力によって液体が下部容器へと押し下げられ、固体と液体の接触が断たれるため、反応が自動的に停止する仕組みです。
| 状態 | コック | 内部の圧力 | 反応の様子 |
|---|---|---|---|
| 使用中 | 開く | 低い | 液体が上昇し、固体と接触して気体が発生する | 停止中 | 閉じる | 高い | 気体の圧力で液体が押し下げられ、反応が止まる |
小学生のみなさんへ
キップの装置は、ほしいときにほしい分だけガス(気体)を作ることができる、とても便利な道具です。理科の実験で、水素や二酸化炭素を作るときに使われます。
使い方はかんたんです。つまみを回して出口を開けると、中の液体とつぶ状の石がくっついて、シュワシュワとガスが出てきます。逆につまみを閉めると、たまったガスの圧力で液体が押し返され、石と離れます。すると、自動的にガスを作るのが止まるのです。
ルラスタコラム
この装置を発明したのは、オランダのキップさんという薬剤師さんです。180年以上も前に考え出された仕組みですが、電気を使わずに自動で反応を止めるアイデアは、今でも理科の教科書にのるほどすぐれています。
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