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食物連鎖

食物連鎖

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

食物連鎖
生物同士が「食う・食われる」という直接的な捕食・被食の関係によって結ばれた鎖状のつながり

解説

生態系において、生物はエネルギーを得る方法によって大きく3つに分類されます。太陽光を利用して無機物から有機物を合成する「生産者」、他の生物を食べる「消費者」、そして死骸や排出物を分解する「分解者」です。

分類 役割 具体例
生産者 無機物から有機物を合成 植物、藻類
消費者 他の生物を摂取して栄養を得る 草食動物、肉食動物
分解者 有機物を無機物に分解 菌類、細菌(微生物)

これらの関係はピラミッド状のバランスを保っており、下位の生物(生産者)が最も多く、上位の消費者ほど少なくなります。このバランスが崩れると、特定の種の激増や絶滅を招き、生態系全体に深刻な影響を及ぼします。

コラム

食物連鎖の過程では「生物濃縮」という現象に注意が必要です。環境中に排出された有害物質が、連鎖の上位にいくほど高濃度で蓄積される仕組みです。

また、森林の形成過程(遷移)においても、強い光を好む陽樹から、弱い光でも育つ陰樹へと主役が交代する中で、多様な食物連鎖が維持され、最終的に安定した「極相」へと向かいます。近年では外来種の侵入によって本来の食物連鎖が断ち切られる問題も発生しており、SDGsの観点からも、これらの循環システムを損なわない配慮が求められています。

小学生のみなさんへ

生き物たちは、ほかの生き物を食べたり、食べられたりしてつながっています。このつながりのことを「食物連鎖しょくもつれんさ」といいます。

このつながりのスタートは、いつも植物です。植物は太陽の光を使って、自分たちで栄養を作ることができるので「生産者」とよばれます。その植物をバッタが食べ、バッタをカエルが食べ、カエルをヘビが食べる……というように、エネルギーがバトンタッチされていくのです。

最後に、生き物の死がいやフンをバラバラにして土にかえすミミズやキノコなどの「分解者ぶんかいしゃ」が、また植物が育つための手助けをしています。自然界は、みんなが役割を持ってつながっているのですね。

ルラスタコラム

もし、ある場所にライオンなどの強い動物がいなくなったら、シマウマなどの草食動物が増えすぎて、植物が全部食べられてしまうかもしれません。食物連鎖のバランスは、地球の緑を守るためにもとても大切なのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 食物連鎖において、太陽の光を利用して無機物から有機物をつくり出す、連鎖の出発点となる生物を何と呼ぶか。
生産者(主に植物や藻類)
【応用】 実際の生態系では、食物連鎖が一本の鎖ではなく、複雑に絡み合った網目状になっている。この状態を何と呼ぶか、また食物連鎖との違いを説明せよ。
食物連鎖は「食う・食われる」の一対一の直線的なつながりを指すが、食物網は複数の食物連鎖が複雑に絡み合った網目状のネットワーク全体を指す。
【実践】 生態ピラミッドにおいて、ある段階の生物が一時的に増加した場合、その直下の段階と直上の段階の生物数はそれぞれどのように変化するか。
一時的に増加した生物の「エサ」となる下の階層の生物は減少し、その生物を「食べる」上の階層の生物はエサが増えるため増加する。その後、エサ不足や天敵の増加により、再び元のバランスへと戻っていく。

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