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北極星

北極星

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

北極
地球の自転軸(地軸)を北極側に延長した「天の北極」の極めて近くに位置し、日周運動の影響をほとんど受けず常に真北に観測される恒星
  • 地球自転軸のほぼ真上に位置するため、24時間ほとんど動かない不動の点として観測される
  • 観測地点の北緯と、地平線から測った北極星の高度(角度)は常に一致する性質を持つ
  • 北斗七星カシオペヤ座を基準に、特定の距離を5倍に伸ばすことで位置を特定できる

解説

北極星は、地球の自転軸(地軸)を北へ延長した先にある「天の北極」のすぐそばに位置しています。地球が自転しても回転軸の真上にあるため、他の星が1時間に15度回転する「日周運動」を行う中で、北極星だけは動かないように見えます。このため、古くから航海や旅において正確な北の方角を知るための重要な目印とされてきました。

観測上の大きな特徴は、その地点の緯度と北極星の高度が等しくなることです。例えば、北緯36度東京では北極星の高度も36度になります。北極星を探す際は、以下の表のように北斗七星やカシオペヤ座を目印にする方法が一般的です。

基準となる星座 見つけ方の手順 延長する長さ
北斗七星 ひしゃくの先端にある2つの星を結ぶ 2つの星の間隔の5倍
カシオペヤ座 W字の両端を伸ばした交点と中央の星を結ぶ 交点と中央の星の間隔の5倍
コラム

現在の北極星はこぐま座の「ポラリス」という約2等星ですが、地球の「歳差運動」によって約2万6000年周期で天の北極の位置が移動するため、北極星となる星は長い年月をかけて交代します。紀元前3000年頃はりゅう座のトゥバンが北極星であり、約1万2000年後にはこと座ベガが北極星になると予測されています。

また、星の明るさについては、1等星6等星の100倍の明るさと定義されています。北極星(ポラリス)の表面温度は約6000度で、太陽に近い黄色の光を放つ恒星です。観測地点が北極点(北緯90度)であれば北極星は天頂に見え、赤道(緯度0度)であれば地平線付近に見えることになります。

小学生のみなさんへ

夜空に光る星の中で、たった一つだけ、時間がたっても場所が変わらない星があります。それが「北極星」です。地球はコマのように回っていますが、北極星はその回る中心の真上にあるため、動かないように見えます。

北極星は、昔から旅人や船乗りにとって大切な目印でした。なぜなら、北極星がある方向がいつでも「真北」だからです。また、北極星の高さ(高度こうど)を測れば、自分が地球のどのあたりにいるのかを知ることもできます。

北極星を見つけるときは、ひしゃくの形をした北斗七星ほくとしちせいや、アルファベットのWの形をしたカシオペヤ座を探しましょう。これらの星の間の長さを5倍にのばしたところに、北極星が光っています。

ルラスタコラム

北極星は、ずっと同じ星ではありません。地球の軸が少しずつ動いているため、何千年もたつと別の星が北極星になります。大昔は「りゅう座」の星が北極星でしたが、約1万2000年後には、夏の大三角の一つである「こと座」のベガが北極星になるといわれています。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 観測地点の緯度と、その場所で観測される北極星の高度(地平線からの角度)にはどのような関係がありますか。
観測地点の北緯と、地平線から測った北極星の高度(角度)は常に一致します。例えば、北緯35度の地点で観測すると、北極星の高度も35度になります。
【応用】 夜空の星が時間の経過とともに動いて見える中で、なぜ北極星だけがほとんど動かない不動の点として観測されるのですか。
地球が自転する際の回転軸(地軸)を北へ延長した「天の北極」のすぐそばに位置しているためです。他の星は地軸を中心に回転して見えますが、軸の真上にある北極星だけは不動の点として観測されます。
【実践】 北斗七星を用いて北極星を探す際、どの部分をどのように延長すればよいか具体的に説明してください。
ひしゃくの形をした北斗七星の先端にある2つの星を結び、その間隔を5倍に伸ばした先に北極星が位置します。カシオペヤ座を用いる場合は、W字の両端を延長した交点と中央の星を結び、その間隔を5倍に伸ばします。

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