一般小学生
まとめ
- 夜から明け方にかけて、地表の熱が放出されることで気温が大きく低下する現象。
- 雲が少ない「快晴」や「晴れ」の日に、放射冷却の影響で特に顕著に現れる。
- 自記温度計の記録から、天候(雲量)と気温変化の相関関係を読み取ることができる。
解説
気温は一日のうちで周期的な変化を示しますが、その振幅は天候によって大きく左右されます。自記温度計による観測記録を分析すると、雲がほとんどない快晴の日には、日中に太陽放射によって気温が上昇する一方、夜間は地表からの熱を遮るものがないため、熱が宇宙空間へ逃げていく「放射冷却」が起こります。これにより、明け方にかけて急激な冷えこみが発生します。
一方で、くもりの日は雲が地表からの熱の放出を抑える「毛布」のような役割を果たすため、夜間の気温低下は緩やかになります。このように、毎日の気温の波形は、空を占める雲の割合である「雲量」と密接に関係しています。気象観測において、天気は観測者の主観ではなく、雲量という客観的な数値に基づいて区分されます。
小学生のみなさんへ
夜から朝にかけて、急に気温が下がることを「冷えこみ」といいます。これは、昼間に太陽であたためられた地面の熱が、夜になると空へ逃げていってしまうために起こります。
空に雲がないときは、熱がどんどん逃げていくので、朝方はとても寒くなります。逆に、雲がたくさんあるときは、雲が毛布のような役目をして熱をにがさないようにしてくれるので、あまり冷えこみません。
理科では、空全体の広さを10としたときに、雲がどれくらいあるかを「雲量」という数字で表します。雲が0から1なら「快晴」、2から8なら「晴れ」、9から10なら「くもり」と決まっています。天気がいい日ほど、次の日の朝は冷えこみやすくなることを覚えておきましょう。
ルラスタコラム
一日のうちで一番気温が低くなるのは、太陽が出る直前です。太陽が沈んだ後も、地面は少しずつ熱を出し続けているので、太陽がまた顔を出す直前が一番冷えきってしまうのですね。
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