一般小学生
まとめ
- 空全体を10としたとき、雲が占める割合(雲量)が9〜10の状態を指す天気。
- 気象観測における客観的な基準であり、雲量0〜1の「快晴」、2〜8の「晴れ」と区別される。
- 雲が太陽放射や地表放射を遮るため、快晴時と比較して気温の日変化が小さくなる。
解説
気象観測において、天気の判定は観測者の主観ではなく「雲量」という客観的な数値に基づいています。全天を10としたとき、雲が空を覆う割合が9割から10割であれば、天気は「くもり」と定義されます。たとえ薄い雲であっても、その割合が基準を満たせば「くもり」として記録されます。
天気の変化は、地上で観測される気温の変動に直接的な影響を与えます。自記温度計(気温を連続的に記録する装置)のデータを確認すると、快晴の日は日中に太陽放射によって気温が急上昇し、夜間は放射冷却によって急降下する明瞭な波形を描きます。一方、くもりの日は雲が太陽光を遮断し、夜間は地表からの熱が逃げるのを防ぐ「温室効果」のような役割を果たすため、一日の気温差(日較差)が非常に小さくなるのが特徴です。
小学生のみなさんへ
空を見上げたとき、雲がどれくらいあるかで天気が決まります。空全体を10に分けたとき、雲が9から10の割合で広がっている状態を「くもり」と呼びます。
「くもり」の日は、太陽の光が雲にさえぎられるため、昼間でもあまり気温が上がりません。反対に、夜は雲が毛布のような役割をして地面の熱を逃がさないため、晴れた日の夜よりもあたたかく感じることがあります。
学校にある自記温度計という機械を使うと、一日の気温の変化をグラフで見ることができます。くもりの日は、晴れの日と比べてグラフの波がなだらかになるのが特徴です。
ルラスタコラム
実は、空に少しでも青空が見えていれば「くもり」ではないかもしれません。雲の量が8割までなら、天気は「晴れ」になるんですよ。見た目のイメージよりも、数字でしっかりと決まっているのが理科の面白いところです。
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