宇宙空間

一般小学生

まとめ

  • 地球の大気圏外に広がる、物質が極めて希薄な空間のこと。
  • 国際的な定義では、高度約100kmの「カーマン・ライン」より上の領域を指す。
  • ほぼ真空の状態であり、酸素がほとんど存在せず、音を伝える媒体もない。
分野:地学|宇宙科学

解説

宇宙空間は、地球を取り巻く大気がほとんど存在しない領域です。地上付近では大気が太陽光を散乱させるため空が青く見えますが、宇宙ではその散乱が起きないため、太陽が輝いていても周囲は真っ暗な闇に包まれています。物理的には完全な真空ではありませんが、地上の実験室で作る真空よりもはるかに物質が少ない極限の環境です。

ここで一つの疑問が生じます。酸素がほとんどない宇宙空間で、なぜロケットは燃料を燃やして飛べるのでしょうか。通常、物の燃焼には空気中の酸素が必要ですが、ロケットは「燃料」とは別に、酸素の役割を果たす「酸化剤液体酸素など)」を自ら積み込んでいます。これらをエンジン内で反応させることで、酸素のない真空でもエネルギーを生み出し、その反動で進むことができるのです。

コラム

宇宙空間の環境は非常に過酷です。大気による熱の保持や遮断がないため、太陽光が直接当たる場所は120度を超え、影に入る場所はマイナス150度を下回るほどの激しい温度差があります。また、地上では大気が防いでくれている有害な宇宙放射線が降り注いでいるため、宇宙飛行士や精密機器を守るための高度な遮蔽技術が欠かせません。

なお、宇宙での「無重力」は重力がゼロという意味ではありません。国際宇宙ステーション(ISS)などが飛んでいる高度でも地球の重力は地上の約90%ほど働いています。宇宙船の中で体が浮くのは、地球の周りを猛スピードで回ることで生じる遠心力と重力がつり合っているためです。

小学生のみなさんへ

空をずっと高くのぼっていくと、空気がなくなって真っ暗な宇宙うちゅうの世界に出ます。地球から100キロメートルくらい上のところが、宇宙との境界きょうかいだと決められています。

宇宙には空気がありません。だから、火を燃やすための酸素さんそもありません。ふつう、火を燃やすには空気が必要ですが、ロケットは自分で「酸素さんそのもと」を積んでいるので、空気のない宇宙でもエンジンを燃やして飛ぶことができるのです。

また、宇宙では音が聞こえません。音は空気をふるわせて伝わるものなので、空気がない宇宙では、たとえ大きな爆発ばくはつが起きても静かなままなのです。

ルラスタコラム

地上から星を見るとキラキラまたたいて見えますよね。でも、宇宙で星を見ると、またたかずにじっと光って見えます。これは、星の光をゆらす「空気の流れ」が宇宙にはないからなんですよ。

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